研究課題/領域番号 |
23K09259
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分57050:補綴系歯学関連
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研究機関 | 神奈川歯科大学 |
研究代表者 |
木本 克彦 神奈川歯科大学, 歯学部, 教授 (70205011)
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研究分担者 |
眞鍋 雄太 神奈川歯科大学, 歯学部, 教授 (90838989)
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研究期間 (年度) |
2023-04-01 – 2026-03-31
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研究課題ステータス |
交付 (2023年度)
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配分額 *注記 |
3,770千円 (直接経費: 2,900千円、間接経費: 870千円)
2025年度: 1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
2024年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2023年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
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キーワード | Alzheimer型認知症 / Lewy小体型認知症 / ランダム化比較試験 / 全般性注意 / 神経変性認知症 / 咀嚼 |
研究開始時の研究の概要 |
本研究は、日常の咀嚼行為による介入に認知症の先制的予防効果があるかどうか明らかにするために、回復が期待される軽度認知症障害(MCI)の患者を対象にランダム化比較試験を立し、咀嚼介入の有効性を立証することを目的とする。そして、咀嚼機能と認知機能の関連性を見出すことで、歯科医療の観点から認知症予防とそれに伴う医療費削減の可能性を社会にアピールすることをゴールとする。
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研究実績の概要 |
本研究は、認知症に対して咀嚼機能による先制的予防介入の可能性を明らかにするために、回復が期待される軽度認知症障害(MCI)の患者を対象にランダム化比較研究を実施し、咀嚼介入の有効性を立証することを目的としている。 具体的には、代表的な神経変性疾患であるAlzheimer型とLewy小体型の軽度認知障害(MCI)患者に対して咀嚼介入を行い認知機能、特に全般性注意との関連性を明らかにする。方法は、神奈川歯科大学附属病院の医科歯科連携センターの認知症・高齢者総合内科に来院した患者さんの内、日本認知症学会専門医によりAlzheimer型およびLewy小体型軽度認知障害と診断された患者さんを被験者とする。各被験者は、無味無臭のガム(パラフィン)を咀嚼する群と咀嚼せずに休憩する群とにランダム割付を行い、割付群はAlzheimer型MCI患者で咀嚼する群、Alzheimer型MCI患者で咀嚼しない群、Lewy小体型MCI患者で咀嚼する群、Lewy小体型MCI患者で咀嚼しない群の4群となる。認知機能検査には、日本語版 Montreal Cognitive Assessment(MoCA-J)の項目のうち、全般性注意の評価が可能なTrail Making Test A(TMT-A)およびB(TMT-B)を用いて比較検討する。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
2: おおむね順調に進展している
理由
初年度である2023年度は、本学倫理審査の承認(972番)を受け、サンプリングを開始している。現時点でAlzheimer型軽度認知障害患者6名、Lewy小体型軽度認知障害患者15名のサンプリングが終了している。
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今後の研究の推進方策 |
引き続きサンプリングを行い、被験者数を増やす.予定患者数(55名)の半分を超えたところで,中間解析を行う。
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