研究課題/領域番号 |
23K09305
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分57050:補綴系歯学関連
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研究機関 | 大阪歯科大学 |
研究代表者 |
山本 さつき 大阪歯科大学, 歯学部, 講師 (20399091)
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研究分担者 |
佐久間 泰司 大阪歯科大学, 歯学部, 教授 (20205800)
前川 賢治 大阪歯科大学, 歯学部, 教授 (20304313)
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研究期間 (年度) |
2023-04-01 – 2026-03-31
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研究課題ステータス |
交付 (2023年度)
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配分額 *注記 |
4,680千円 (直接経費: 3,600千円、間接経費: 1,080千円)
2025年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2024年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2023年度: 2,080千円 (直接経費: 1,600千円、間接経費: 480千円)
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キーワード | マイクロダイアリシス / アミロイドβ / アルツハイマー型認知症 / アルツハイマー病 / タウタンパク質 / 臼歯喪失 |
研究開始時の研究の概要 |
現在,歯の喪失や口腔機能の低下と認知症の関連についてのエビデンスは提供されているが,両者の関係に関するメカニズムの検討結果については統一した見解が得られていない.これは歯の喪失から認知症の病態形成に至るプロセスで評価するタイミングの設定が難しく,評価時期によって結果が異なることが推測される. 本研究は脳脊髄液中の認知症病態関連因子の動態を継続的に観察し,歯の喪失後から認知症病態が形成される経過の中で生じるダイナミックな現象を把握するものである.本研究によって歯科からの認知症の研究として,新しい概念の創出が期待できる.
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研究実績の概要 |
近年,多くの疫学研究によって歯の喪失,口腔機能の低下と認知症の関連についてのエビデンスが提供されてきた.しかし,両者の関係に関するメカニズムの検討結果については統一した見解が得られていない.この理由として,歯の喪失から認知症病態形成に至るプロセスにおいて評価のタイミングの設定が難しく,評価時期によって結果が異なることが理由かと推測される. 本研究では認知症の病態形成と歯の喪失との関わりについて,マイクロダイアリシス法を用いて,継続的かつ長期的にサンプリングした脳脊髄液中の関連物質の動態と行動実験から検討する.また,歯の喪失によって中枢に生じる変化を,脳脊髄液中に遊離する因子から網羅的な解析も実施する.この実験より,歯の喪失と認知機能の関係に関するメカニズムに関する基礎的知見を得ることを目的とする. 2023年度は上顎両側臼歯部を抜歯したマウスに対して,抜歯後6ヵ月にマイクロダイアリシス法で海馬CA3野と側脳室より脳脊髄液のサンプリングを行う予定であったが,所有機材の老朽化のため実験が不可能となり,予定していた研究を中断せざるを得なくなった.研究の遂行に必要な機材は複数あったが,2023年度は予算の都合上マイクロフラクションコレクタのみを購入した. マイクロダイアリシスを用いた研究が遂行できなかっため,本年度は文献検索や学会参加による情報収集を継続した.また,マウスの抜歯や海馬へのマイクロダイアリシスプローブを貯留する技術の研鑽を共同研究者と行った.
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
4: 遅れている
理由
所有機材の老朽化のため実験が不可能となり,研究を中断せざるを得なくなった.2023年度は研究の遂行に必要な機材のうち,マイクロフラクションコレクタのみを購入した.高分子のサンプリングに必要なマイクロダイアリシス用のプッシュプルポンプが現時点では購入できていないため,マイクロダイアリシスを用いた研究は現在も中断している.
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今後の研究の推進方策 |
2024年度の予算が使用可能になり次第,速やかにマイクロダイアリシス用のプッシュプルポンプを購入し,マイクロダイアリシス法を用いてマウスの脳内から高分子タンパクを回収する実験を開始する.
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