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構音動態の客観的評価に基づく口蓋裂術後の異常構音獲得メカニズムの解明

研究課題

研究課題/領域番号 23K09357
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
審査区分 小区分57060:外科系歯学関連
研究機関鹿児島大学

研究代表者

手塚 征宏  鹿児島大学, 医歯学域歯学系, 助教 (50759777)

研究分担者 小倉 道広  鹿児島大学, 鹿児島大学病院, 言語聴覚士 (60867745)
上栗 裕平  鹿児島大学, 医歯学域歯学系, 助教 (70911949)
中村 典史  鹿児島大学, 医歯学総合研究科, 客員研究員 (60217875)
研究期間 (年度) 2023-04-01 – 2026-03-31
研究課題ステータス 交付 (2023年度)
配分額 *注記
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2025年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2024年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2023年度: 2,600千円 (直接経費: 2,000千円、間接経費: 600千円)
キーワード口蓋裂言語 / 口唇口蓋裂 / 鼻咽腔閉鎖機能 / 構音 / 口腔外科
研究開始時の研究の概要

口蓋裂術後の異常構音は、コミュニケーション障害を来たしその患者の社会生活において、支障をきたすことも少なくない。異常構音に対しては言語聴覚士による構音訓練が非常に有効で、重要である。その異常構音の病態を詳細に理解し、獲得メカニズムを解明することが出来れば、病態に合わせた構音訓練方法が可能になり、さらには異常構音獲得の予防にもつなげることができると考える。
本研究の目的は、異常構音の中でも発現率が高く自然治癒することが少ない口蓋化構音、側音化構音について、その舌と口蓋の接触パターンを、エレクトロパラトグラフィ(EPG)を用いて客観的に評価し、その病態、獲得メカニズムを解明することである。

研究実績の概要

口蓋裂術後の異常構音は、コミュニケーション障害を来たしその患者の社会生活において、支障をきたすことも少なくない。異常構音に対しては言語聴覚士による構音訓練が非常に有効で、重要である。その異常構音の病態を詳細に理解し、獲得メカニズムを解明することが出来れば、病態に合わせた構音訓練方法が可能になり、さらには異常構音獲得の予防にもつなげることができると考える。
本研究の目的は、異常構音の中でも発現率が高く自然治癒することが少ない口蓋化構音、側音化構音について、その舌と口蓋の接触パターンを、エレクトロパラトグラフィ(EPG)を用いて客観的に評価し、さらには接触パターンごとに鼻咽腔閉鎖機能の程度や瘻孔の有無など特徴がないかを検討し、その病態、獲得メカニズムを解明することである。
令和5年度は、口蓋化構音、側音化構音を呈する口蓋裂児に対して、EPGを用いて、舌と口蓋の接触パターンを観察することを計画していた。口蓋化構音に関しては、症例も多く収集できたが、側音化構音に関してはまだ収集できていない。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

2: おおむね順調に進展している

理由

令和5年度は、口蓋化構音、側音化構音を呈する口蓋裂児に対して、EPGを用いて、舌と口蓋の接触パターンを観察することを計画していた。口蓋化構音に関しては、症例も多く収集できたが、側音化構音に関してはまだ収集できていない。

今後の研究の推進方策

来年度は側音化構音の患者のデータを収集する予定である。
舌と口蓋の接触パターンによって、口蓋化構音、側音化構音をそれぞれ分類する。その接触パターンごとに、口蓋瘻孔の有無、鼻咽腔閉鎖機能の経時的変化を後方視的に評価する。群ごとの共通点がないか検討する。検討結果より導いた詳細な細分類に応じた訓練方法を検討し、その予防法を検討する。

報告書

(1件)
  • 2023 実施状況報告書
  • 研究成果

    (4件)

すべて 2023

すべて 雑誌論文 (2件) 学会発表 (2件)

  • [雑誌論文] 口蓋化構音のBacking scoreによる聴覚判定の試み2023

    • 著者名/発表者名
      緒方祐子,今村亜子,藤原百合,長谷川幸代,手塚征宏,光安岳志,中村典史,中村誠司
    • 雑誌名

      日本口蓋裂学会誌

      巻: 48 ページ: 217-224

    • 関連する報告書
      2023 実施状況報告書
  • [雑誌論文] 当科における口唇裂・口蓋裂患者一次症例の40年間の臨床統計的観察2023

    • 著者名/発表者名
      佐井新一,岐部俊郎,石畑清秀,手塚征宏,大河内孝子,西原一秀,平原成浩,松本幸三,伊藤雅樹,三村保,中村典史
    • 雑誌名

      日本口蓋裂学会誌

      巻: 48 ページ: 52-60

    • 関連する報告書
      2023 実施状況報告書
  • [学会発表] 科における粘膜下口蓋裂の術後言語成績2023

    • 著者名/発表者名
      手塚征宏,芹澤慎生,椎木彩乃,上栗裕平,岐部俊郎,石畑清秀,中村典史
    • 学会等名
      第47回日本口蓋裂学会総会・学術集会
    • 関連する報告書
      2023 実施状況報告書
  • [学会発表] 当科における鼻咽腔閉鎖機能不全に対する二次治療の成績2023

    • 著者名/発表者名
      芹澤慎生,手塚征宏,平原成浩,西原一秀,椎木彩乃,上栗裕平,岐部俊郎,石畑清秀,中村典史
    • 学会等名
      第47回日本口蓋裂学会総会・学術集会
    • 関連する報告書
      2023 実施状況報告書

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公開日: 2023-04-13   更新日: 2024-12-25  

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