研究課題/領域番号 |
23K09430
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分57070:成長および発育系歯学関連
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研究機関 | 朝日大学 |
研究代表者 |
海原 康孝 朝日大学, 歯学部, 准教授 (60274106)
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研究分担者 |
齊藤 一誠 朝日大学, 歯学部, 教授 (90404540)
永岑 光恵 東京工業大学, リベラルアーツ研究教育院, 教授 (80392455)
稲田 絵美 鹿児島大学, 医歯学域鹿児島大学病院, 講師 (30448568)
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研究期間 (年度) |
2023-04-01 – 2026-03-31
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研究課題ステータス |
交付 (2023年度)
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配分額 *注記 |
4,810千円 (直接経費: 3,700千円、間接経費: 1,110千円)
2025年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2024年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2023年度: 2,470千円 (直接経費: 1,900千円、間接経費: 570千円)
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キーワード | 口腔機能発達不全症 / 口唇閉鎖不全 / 口呼吸 / 不正咬合 / 口腔習癖 |
研究開始時の研究の概要 |
小児から成人に至るまでの年齢層を対象とし,定量的な口腔機能発達不全症の各年齢別の診断基準の作成のため、口唇機能と舌機能を主とした調査を実施する。調査結果に基づき,医療面接,視診および検査値から総合的に口腔機能発達不全症の早期診断と予防を実現するためのクリニカルパスを作成する。
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研究実績の概要 |
本研究では、口腔機能発達不全症に対する客観的な診断を可能にすることを最終目的とし,1)全身疾患、口腔機能(舌運動,咀嚼嚥下、口唇閉鎖不全、不正咬合の有無など)および生活習慣に関する質問紙調査により、口腔機能発達不全症の病態を性別・年齢別に分析、2)口唇閉鎖力測定による口唇の機能調査、3)舌の形態と突出の仕方についての画像による評価形態検査を実施する予定にしている。 現在、全国の様々な地域の小児歯科専門医を取得している歯科医院に来院する小児を対象として1),3)のデータ採取が終了している。1)については、生活習慣については全身疾患の既往については、保護者に回答してもらい、口腔機能の評価は歯科医師が行った。3)については、歯科医師が写真撮影を行った。 1)のうちの全身疾患と生活習慣の調査については、統計解析により関連因子を抽出し,関連性の程度を検討し、さらに要因別に性差および頻度についても検討した。この調査はコロナ禍後に行われたものであるが、本調査の結果とコロナ禍前(2014年)の調査結果との比較し、コロナ禍前後で小児の口腔機能に差があるかどうかについて検討した。なお、これらの結果の主たる内容については令和6年4月27日から28日に開催されるKorean Academy of Pediatric Dentistry 2024 Conferenceおよび令和6年5月16日から17日に開催される第62回日本小児歯科学会大会においてこの成果を発表する。発表準備とともにすでに論文作成にも取り掛かっており、発表が終了した段階で投稿する予定である。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
2: おおむね順調に進展している
理由
計画していた調査の研究情報の採取はほとんど終了している。国内外での学会発表も決定しているとともに、英語論文作成にも取り掛かっており、おおむね順調に進展していると思われる。
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今後の研究の推進方策 |
まず、口腔機能(舌運動,咀嚼嚥下、口唇閉鎖、咬合など)の実態について統計解析および分析を行う。次に患者から採取した多方向から撮影した舌の写真について、診断基準と分析方法を検討したうえで、統計解析並びに分析を行う。これら口唇閉鎖力測定による口唇の機能調査を行い、統計解析並びに分析を行う。結果がまとまったものから順に国内外の学会発表および論文作成・投稿を行う。
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