研究課題/領域番号 |
23K09444
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分57070:成長および発育系歯学関連
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研究機関 | 北海道医療大学 |
研究代表者 |
齊藤 正人 北海道医療大学, 歯学部, 教授 (50337036)
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研究分担者 |
倉重 圭史 北海道医療大学, 歯学部, 講師 (30453278)
谷村 明彦 北海道医療大学, 歯学部, 教授 (70217149)
安彦 善裕 北海道医療大学, 歯学部, 教授 (90260819)
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研究期間 (年度) |
2023-04-01 – 2026-03-31
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研究課題ステータス |
交付 (2023年度)
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配分額 *注記 |
4,680千円 (直接経費: 3,600千円、間接経費: 1,080千円)
2025年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2024年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
2023年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
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キーワード | 歯胚 / 器官培養 / アメロジェニン / カルシウム動態 |
研究開始時の研究の概要 |
遺伝性エナメル質形成不全症の原因遺伝子にStim1とOrai1がある。この遺伝子はCa2の移動を担っている。歯はできる過程におけるStim1遺伝子はその遺伝子発現を抑制したは動物実験で報告されているが、もう一方のOrai1遺伝子は明らかになっていない。本研究では、マウス歯胚を培養し、Stim1とOrai1の遺伝子を発現をそれぞれ抑制したうえで、歯胚の発育過程とCa2イメージングにより解析する。
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研究実績の概要 |
遺伝性エナメル質形成不全症タイプⅢの原因遺伝子である、Stim1とOrai1はストア作動性Ca2+流入を担っている。歯の形成過程におけるStim1の影響はノックアウトマウスにより報告されているが、Orai1では明らかにされていない。本研究では、マウス歯胚を器官培養し、Stim1とOrai1の発現をそれぞれ制御したうえで、歯胚の発育過程ならびに細胞内Ca2+応答を明らかにすることを目的とする。器官培養下でStim1とOrai1の発現をsiRNAにて制御したマウス歯胚は、マウス腎臓に移植することにより発育過程を検証する。 今年度は、歯胚の期間培養を行い、Si-RNAの遺伝子導入条件の選択を行なった。出生後3日の仔マウスから歯胚(鐘状期)を採取し、si-Amelx、si-Ambn、 si-KLK4およびsi-MMP-20の遺伝子導入を行なった。コントロールである歯胚では、3日後のエナメル質ハイドロキシアパタイトは、針状構造が散見され、7日後では、針状構造から柱状構造に変化し、14日に柱状構造が太く緻密な変化を認めた。 一方、si-Amelx、si-Ambn、 si-KLK4およびsi-MMP-20の遺伝子導入を行なった歯胚においては、エナメル質ハイドロキシアパタイトは粗造であった。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
2: おおむね順調に進展している
理由
研究進行には特に問題はない。
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今後の研究の推進方策 |
2023年においては、歯胚の器官培養に成功しており、研究自体の問題はない。2024年は、歯胚でのSi-stim1およびOrai1の遺伝子導入を行う予定です。
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