研究課題
基盤研究(C)
矯正力によって生じる疼痛を緩和し骨代謝に影響しない鎮痛薬ならびに代替療法の探索をおこなう点である。動物を用いることで、矯正力によって生じる侵害受容機構変調を機能的・形態的に詳細に検討することが可能である。また、本モデルが与える知見は神経因性疼痛の原因解明ならびに治療方法確立に貢献する可能性も高い。しかも、新たな治療方法の確立の際に、その作用機序も明らかにすることで信頼性かつ安全性の高い疼痛管理法を樹立することが可能と考える。以上から本研究は、矯正患者を苦痛から少しでも早く解放するために非常に重要なアプローチであり、また、動物実験に留まらず、将来的な臨床応用の可能性をも考慮している。