研究課題/領域番号 |
23K09453
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分57080:社会系歯学関連
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研究機関 | 東京医科歯科大学 |
研究代表者 |
吉見 佳那子 東京医科歯科大学, 大学院医歯学総合研究科, 助教 (90822560)
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研究分担者 |
戸原 玄 東京医科歯科大学, 大学院医歯学総合研究科, 教授 (00396954)
中川 量晴 東京医科歯科大学, 大学院医歯学総合研究科, 准教授 (60585719)
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研究期間 (年度) |
2023-04-01 – 2026-03-31
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研究課題ステータス |
交付 (2023年度)
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配分額 *注記 |
4,680千円 (直接経費: 3,600千円、間接経費: 1,080千円)
2025年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2024年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2023年度: 2,600千円 (直接経費: 2,000千円、間接経費: 600千円)
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キーワード | 回復期 / 摂食嚥下障害 / 歯科口腔管理 / リハビリテーション / 歯科 |
研究開始時の研究の概要 |
回復期リハビリテーション病院(リハ病院)入院患者の口腔状態や、口腔衛生管理の効果は明らかにされつつあるが、歯科医師、歯科衛生士による歯科治療自体が摂食嚥下機能の向上に影響するか調査した研究はまだない。本研究では、リハ病院入院時の患者の歯科的課題の抽出を抽出し、リハ病院での歯科口腔管理が、退院時の患者の全身機能、口腔・摂食嚥下機能、栄養状態に良い効果をもたらすかを明らかとする。
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研究実績の概要 |
回復期リハビリテーション病院は、急性期治療後に病状が安定した時期に集中的なリハビリテーションを提供することで低下した能力を再獲得させる病院である。急性期後は、生活機能と同様に口腔機能と摂食嚥下機能も当然低下しているにも関わらず、全国で歯科が開設されている病院は数少なく、年々減少している。これまでリハ病院入院患者を対象とした研究はいくつかあるが、歯科治療や摂食嚥下機能の評価を含めた歯科専門職による口腔管理そのものの効果を客観的に評価した研究はない。本研究では、リハ病院入院患者に対する歯科専門職の関わりが、全身機能向上、口腔・摂食嚥下機能向上、および栄養状態に影響するかを検討する。 現在、研究協力機関で歯科口腔管理を実施し、介入患者のデータ管理、および運用について調整している。入院患者の義歯の使用や残存歯と摂食嚥下機能との関連を調査し、報告した。今年度はデータを収集し、解析を予定している。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
2: おおむね順調に進展している
理由
データ採取には研究協力機関の体制確立が必須であり、データ保管、運用を含め調整中である。倫理申請中で、今年度中には後ろ向きでのデータ収集を予定している。
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今後の研究の推進方策 |
リハ病院入院時の患者(脳卒中およびCOVID-19肺炎後を含む廃用症候群)の口腔状態の把握と歯科的課題を抽出した上で、リハ病院での歯科口腔管理が、退院時の患者の全身機能、口腔・摂食嚥下機能、栄養状態に良い効果をもたらすかを明らかにする。過去の文献は急性期病院を対象とした研究が多く、データを収集した段階でチーム医療での歯科口腔管理のエビデンスを構築する上で適切なアウトカムを設定し、解析を進める。
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