研究課題
基盤研究(C)
口腔疾患は世界的に最も罹患率が高く、若年期から誰にでも発症し得る疾患である。しかしながら口腔疾患は世界の主要な死亡原因である心疾患の危険因子となる可能性が指摘されており、その詳細の解明は医療における重要な課題の一つと考えられる。本研究では、口腔疾患の1つである咬合不調和に対する心臓のストレス応答におけるEpac1(Exchange protein directly activated by cAMP 1)の役割を分子機構レベルで明らかにしていく。将来的には、「歯科診療による口腔疾患の早期発見や治療が心疾患の予防法として有効である」というコンセプトを確立することが目標である。