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医療アクセスに障害を抱える人の、がん医療格差をモニタリングするための基盤研究

研究課題

研究課題/領域番号 23K09549
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
審査区分 小区分58010:医療管理学および医療系社会学関連
研究機関島根大学

研究代表者

稲垣 正俊  島根大学, 学術研究院医学・看護学系, 教授 (60415510)

研究分担者 藤原 雅樹  岡山大学, 大学病院, 助教 (20747951)
中谷 直樹  東北大学, 東北メディカル・メガバンク機構, 教授 (60422094)
河村 敏彦  島根大学, 学術研究院医学・看護学系, 准教授 (70435494)
研究期間 (年度) 2023-04-01 – 2027-03-31
研究課題ステータス 交付 (2023年度)
配分額 *注記
4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2026年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2025年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2024年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2023年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
キーワード統合失調症 / がん診療格差 / 院内がん登録情報 / 電子カルテ情報 / 多施設後向きコホート研究 / がん診療の質 / 精神障害 / がん / 格差 / 後向きコホート
研究開始時の研究の概要

統合失調症患者は一般人口と比較してがん死亡率が高いことが知られている。その要因の一つとして、がんに対する標準的治療を受けられる者が少ないことが国外の調査では指摘されているが、わが国ではこうした知見は限られている。本研究では、がん診療連携拠点病院を対象に多施設後向き調査を行い、統合失調症の併存有無が、がんの進展度および侵襲的治療やがん診療の質とされる標準治療が実施された割合に影響するかどうかを明らかにする。

研究実績の概要

本研究の目的はがん診療連携拠点病院において統合失調症を有する患者とそうではない患者とを比較し、がん診断時のステージ、侵襲的治療を受けた割合、がん治療の質とされる標準的治療を受けた割合に差があるかどうかを明らかにすることである。本研究では、大学病院をはじめとしたがん診療連携拠点病院を対象として各施設で院内がん登録情報とDPCデータおよびレセプトデータを突合し、解析用データシートの提供を受けてこれを明らかにする。今年度は岡山大学病院と島根大学医学部附属病院との2施設でのパイロット調査を計画し、倫理委員会で承認された。2施設において院内がん登録情報の利用申請を行い、承認を得た。岡山大学病院においては院内がん登録情報と電子カルテ情報を突合し、解析用のデータシートの提供を受けて現在解析中である。島根大学医学部附属病院においても、院内がん登録情報と電子カルテ情報との突合に向けた相談を担当部署と進め、実施可能性の検討と実施に向けての障壁が確認できた。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

2: おおむね順調に進展している

理由

計画通り2施設でのパイロット研究の倫理承認を得た。事前に作成した手順書に沿って岡山大学病院でのデータシート作成が完了し、解析中である。島根大学医学部附属病院でのデータ収集についても準備が進んでいる。計画としてはおおむね順調に進んでいる。

今後の研究の推進方策

2024年度内に島根大学医学部附属病院でのデータシート作成を行い、2施設でのデータ解析を終える予定である。その結果をもって、データ収集手順書の見直し・修正を行う。その後、大学病院をはじめとするがん診療連携拠点病院への研究協力依頼を行い、研究計画の倫理申請を行う。

報告書

(1件)
  • 2023 実施状況報告書

URL: 

公開日: 2023-04-13   更新日: 2024-12-25  

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