研究課題/領域番号 |
23K09550
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分58010:医療管理学および医療系社会学関連
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研究機関 | 広島大学 |
研究代表者 |
服部 稔 広島大学, 医系科学研究科(医), 助教 (10584683)
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研究分担者 |
蓮沼 直子 広島大学, 医系科学研究科(医), 教授 (10282170)
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研究期間 (年度) |
2023-04-01 – 2026-03-31
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研究課題ステータス |
交付 (2023年度)
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配分額 *注記 |
4,680千円 (直接経費: 3,600千円、間接経費: 1,080千円)
2025年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2024年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2023年度: 2,340千円 (直接経費: 1,800千円、間接経費: 540千円)
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キーワード | アンプロフェッショナルな行動 / アンプロフェッショナル / 医学教育 |
研究開始時の研究の概要 |
本研究はアンプロフェッショナルな行動をする医学生を予測し,行動変容のための早期介入プログラムを開発することを目的とする。近年医学生のアンプロフェッショナルな行動が問題視されるようになってきている。しかし,どのような人物がアンプロフェッショナルな行動を取るリスクが高いか,そしてどのように学生に対して教育支援をするべきなのか明らかになっていない。そこで本研究は,アンプロフェッショナルな行動を起こすリスクの高い学生を早期に予測し,またそのような学生に対して行動変容のための早期介入プログラムを開発する。
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研究実績の概要 |
近年医学生のアンプロフェッショナルな行動が問題視されるようになってきている。しかし,どのような人物がアンプロフェッショナルな行動を取るリスクが高いか,そしてどのように学生に対して教育支援をするべきなのか明らかになっていない。そこで本研究は,アンプロフェッショナルな行動を起こす高い学生を早期に予測し,またそのような学生に対する行動変容のための早期介入プログラムを開発することを目的としている。 本年度ではまず学生のアンプロフェッショナルな行動を収集するためのデータベースを整備した。このデータベースによって指導医から学生のアンプロフェッショナルな行動を報告してもらうことが可能となった。2023年は数例の報告が上がっているが,今後は周知をより行っていく必要があると考えている。 またアンプロフェッショナルな行動を予測するために学生アンケートを実施し,性格特性のデータを収集した。現在2学年204名のデータを収集済みである。Dark Triad(マキャベリズム,自己愛傾向,サイコパシー傾向)特に他者操作性を中心とするマキャベリズム(下司・小塩, 2019)に着目をして本年度は検討を進めた。その結果医学部学生は心理学学生よりマキャベリズムが低い可能性があることが明らかとなった。これは医療者へのプロフェッショナリズムの結果なのか今後更なる検討を行う予定である。 2024年度はアンプロフェッショナルな行動と性格特性との関連を検討し,アンプロフェッショナルな行動をとる可能性のある学生の予測を行う。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
2: おおむね順調に進展している
理由
当初の予定通り,データベースの構築とデータ収集ができていることから概ね順調に進展していると判断した。しかしながらアンプロフェッショナルな行動について,指導者によってもアンプロフェッショナルな行動について考え方が異なることがわかってきた。今後は先行研究をもとに(Mak-van der Vossen et al., 2020),Involvement(関与),Integrity(誠実さ),Interaction(やりとり),Introspection(内省)の4つのIの観点によって評価できるような仕組みを考えている。また当初の想定よりも学生のアンプロフェッショナルな行動が少ないことも明らかとなった。2024年度は調査範囲を拡大し低学年の学生についても評価を行う予定である。
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今後の研究の推進方策 |
2024年度はアンプロフェッショナルな行動とその学生の性格傾向を測定し,アンプロフェッショナルな行動のリスクが高い学生の予測を行うこととしている。今後の研究の推進方策として,引き続きデータ収集を行なっていくことが必要となる。そのためには指導医との情報連携が必須であると考えている。アンプロフェッショナルな行動の定義の共通化,データベースの周知のためのFDなどを行う予定である。
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