研究課題
基盤研究(C)
日本における外国人患者の対応は、自治体の意識調査によれば「病院でことばが通じない」ことが頻繁に挙げられている。しかし、「言葉が通じず問題が発生しやすい」という理由で、患者が排除されることがあってはならない。本研究では、研究対象言語を英語とし、『患者と医療従事者における会話の特徴は何か』という学術的問いを立て、病を語る患者のナラティヴを利用した特殊コーパスを作成する。本研究は、外国人患者対応に関連する諸問題の解決の端緒となり、国内診療で必要とされる他の外国語(中国語・ポルトガル語・スペイン語等)の研究促進にもつながることが期待される。