| 研究課題/領域番号 |
23K09665
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| 研究種目 |
基盤研究(C)
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| 配分区分 | 基金 |
| 応募区分 | 一般 |
| 審査区分 |
小区分58020:衛生学および公衆衛生学分野関連:実験系を含む
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| 研究機関 | 東北大学 |
研究代表者 |
斉藤 繭子 東北大学, 医学系研究科, 准教授 (20598031)
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| 研究期間 (年度) |
2023-04-01 – 2026-03-31
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| 研究課題ステータス |
交付 (2024年度)
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| 配分額 *注記 |
4,680千円 (直接経費: 3,600千円、間接経費: 1,080千円)
2025年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2024年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
2023年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
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| キーワード | 下痢症 / 胆汁酸 / 急性下痢症 / 感染症 / 下痢症起因ウイルス / 危険因子 / 宿主因子 |
| 研究開始時の研究の概要 |
本研究では、急性ウイルス感染症の起因ウイルスが宿主細胞に付着・侵入する過程に関わっている可能性がある宿主因子について、これらの因子がヒトでの自然感染において、感染や重症化にどのように寄与しているかを推定し、易感染性やウイルスの病原性を理解する基盤となる知見を得ることを目的とする。特に、発症頻度が高い下痢症起因ウイルスであるノロウイルスと結合することが知られる組織血液型抗原、近年ノロウイルス、サポウイルスの培養に欠かせないと考えられている胆汁酸の組成との相関を明らかにするため、臨床検体の解析と疫学データを組み合わせた解析を行う。
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| 研究実績の概要 |
本研究は、ウイルス性下痢症の罹患および重症度において、乳児の腸管内に存在する胆汁酸の組成がどのように変化・関与しているかを明らかにすることを目的としている。二次胆汁酸の産生は腸内細菌の影響を受けるが、これまでの先行研究により、ノロウイルスやサポウイルスの培養において胆汁酸が重要な役割を果たすこと、さらに乳児期には母乳栄養などの影響により胆汁酸の組成が変化することが示されている。 2024年度においては、主にフィリピンにおけるコホート研究(AMED感染症研究国際展開戦略プログラム)で収集されたデータを用い、宿主(小児)の背景因子として、ノロウイルスおよびロタウイルス感染のリスク因子とされる唾液中の組織血液型抗原、栄養状態、ノロウイルスの遺伝子型、ならびに社会学的・環境的背景因子の分布に関するデータ分析を実施した。これにより、胆汁酸組成の解析において交絡因子や相関因子となり得る要因の分布を把握し、今後の分析におけるバイアスの可能性について検討を行った。加えて、繰り返し感染については、無症候性感染であったと考えられるエピソードも含めて、ウイルスの遺伝子型別および、先行研究で提示されている複数の遺伝子型をまとめた免疫型分類に基づき、同一宿主における前後の感染に関する遺伝子型・免疫型と重症度の変化との関連を分析した。さらに、ペルーの研究協力機関との間で研究協力に関する覚書を締結し、検体輸送および疫学的データの共有に向けた準備を開始することができた。
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| 現在までの達成度 |
現在までの達成度
3: やや遅れている
理由
ペルーの研究協力機関において体制や方針の変更があり、施設間で研究協力のための覚書を締結するための時間がかかった。
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| 今後の研究の推進方策 |
2025年度には選択した便検体の胆汁酸解析を進める。
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