研究課題
基盤研究(C)
本研究ではマイコトキシンのリスク評価のさらなる発展に貢献すべく、human biomonitoring (HBM;ヒト試料を分析すること)を用いた曝露評価を疫学的に実践することを目的とする。具体的には、大量のヒト尿サンプルに応用可能な尿中マイコトキシン類のマルチターゲット分析法を開発、既存の尿サンプルからマイコトキシンを定量し、生体試料分析値からリスク評価指標を算出することである。本研究は、将来のマイコトキシンのリスク解明のための疫学研究設計や考察の基盤となる情報を提供でき、ヒトに関する科学的根拠による規格基準値設定等、リスク管理の発展に大きく貢献できる、世界的にも先駆的な研究である。