研究課題
基盤研究(C)
『ヒトインフルエンザウイルスが常在する地域は、インドネシアを含む東南アジアの熱帯地域であり、ここでは絶えず感染連鎖が繰り返され、変異株が蓄積されている。この地域の優勢株は増殖能の高い株であり、変異する間もなく日本の冬に侵入し、インフルエンザ流行を起こす。』との仮説を設定し、実地検証を試みる。本研究において、この仮説が立証できれば、日本流行株の事前予測がインドネシア等において可能になり、日本における効率のよいワクチン株の選択につながり、流行規模の抑制に大きな効果が期待できる。