研究課題
基盤研究(C)
我が国におけるがん総死亡者数は、高齢化とともに今後ますます増加すると考えられる。がん罹患率及び死亡率減少のためには、早期診断及び治療法の開発に加え、予防法の確立が益々重要となる。本研究では、独自に樹立した大腸正常粘膜および良性腫瘍由来の細胞を用いて、3次元で培養した際の形態の違いを指標とすることで、大腸がんの悪性化に関わる因子の探索を行う。それにより、がん予防に重要な新たなターゲットを見出すとともに、がん予防法の確立に繋がる基盤的知見を提供することを目指す。