研究課題/領域番号 |
23K09690
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分58030:衛生学および公衆衛生学分野関連:実験系を含まない
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研究機関 | 東京大学 |
研究代表者 |
島本 武嗣 東京大学, 医学部附属病院, 届出研究員 (00897308)
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研究分担者 |
山道 信毅 東京大学, 医学部附属病院, 准教授 (30463897)
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研究期間 (年度) |
2023-04-01 – 2026-03-31
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研究課題ステータス |
交付 (2023年度)
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配分額 *注記 |
4,810千円 (直接経費: 3,700千円、間接経費: 1,110千円)
2025年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2024年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2023年度: 2,470千円 (直接経費: 1,900千円、間接経費: 570千円)
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キーワード | 内臓脂肪面積 / 内臓脂肪型肥満 / 生活習慣病 / 予防医学 / 横断的研究 / 症例対照研究 / 縦断的研究 / 疫学研究 / 時間依存性Cox回帰モデル / コホート内症例対照研究 |
研究開始時の研究の概要 |
人間ドックおよび健康診断受診者を対象とし、CTによる内臓脂肪面積を測定した健常者を対象とする。特定健診問診票、喫煙における現在の喫煙状況、喫煙本数/日、喫煙年数、飲酒習慣、飲酒量、標準的な人間ドック問診項目に加え、Fスケール(FSSG)問診票、NSAIDs、抗血小板薬などの服用状況、一日のコーヒー摂取量や摂取頻度などを使用し、胃がん、大腸がん、乳がんといった健診で発見できるがんや、不整脈、高血圧、糖尿病、脂質異常症、痛風など人間ドックで見つかりやすい代表的な生活習慣病との関係の詳細な調査を行う。
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研究実績の概要 |
内臓脂肪型肥満は,心血管疾患,2型糖尿病,悪性腫瘍など,様々な疾患の重要な危険因子である.内臓脂肪の蓄積に関係する背景因子を特定することは臨床的に重要であるが,わが国における報告は少ない.まず本年度では,大規模健常者集団横断データを用いて, 内臓脂肪面積と関連がある背景因子の探索的な調査を行った. 重回帰分析において性別に関係なく,年齢,BMI,HbA1c,HDL-C,中性脂肪,尿酸,収縮期血圧,睡眠時間,現在喫煙,週1~4日の飲酒,運動習慣が内臓脂肪型面積と関連していた.男性では過去喫煙,毎日の飲酒,就寝前の食事,女性では稀な飲酒が内臓脂肪型面積と関連した.制限付き3次スプライン分析において睡眠時間は,男性ではU字的,女性では逆U字的に内臓脂肪型面積と関連した. 全身諸病態への影響において,最初に本邦で増加傾向にある脂肪肝に関する調査を行った.アルコール摂取量と代謝機能不全を考慮した脂肪性肝疾患の分類を参考にし,ランダムフォレスト法によりに,脂肪性肝疾患の分類に寄与する因子の調査を行った.男女共に,内臓脂肪面積は脂肪性肝疾患の分類により差がみられ,HDL-C,TG,HbA1c,FFMIなどの中で最も分類に寄与する因子は内臓脂肪となり,重要度が高い因子であることが確認された.以上の結果は,関連する研究発表を学会で行った. 次年度は,糖尿病など,その他の諸病態に関する調査を開始しており,同時に縦断的研究を行うためのデータの取得・構築などを行っている.
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
2: おおむね順調に進展している
理由
データの取得および構築は順調に進んでおり,横断的研究によって,内臓脂肪面積と関連がある背景因子や,内臓脂肪と諸病態との関連など有用な結果を得られている.
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今後の研究の推進方策 |
横断的研究によって,内臓脂肪と諸病態との関連を調査し,注目すべき結果には,症例対照研究や縦断的研究によって,諸病態との因果関係や影響などを調査する.
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