研究課題/領域番号 |
23K09711
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分58030:衛生学および公衆衛生学分野関連:実験系を含まない
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研究機関 | 新潟大学 |
研究代表者 |
北村 香織 新潟大学, 医歯学系, 助教 (80468975)
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研究分担者 |
中村 和利 新潟大学, 医歯学系, 教授 (70207869)
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研究期間 (年度) |
2023-04-01 – 2026-03-31
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研究課題ステータス |
交付 (2023年度)
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配分額 *注記 |
4,680千円 (直接経費: 3,600千円、間接経費: 1,080千円)
2025年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
2024年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2023年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
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キーワード | 認知症 / 疫学 |
研究開始時の研究の概要 |
認知症の一次予防に関するエビデンスの確立は急務である。これまで応募者は地域住民を対象として、2011年より認知症のコホート研究(N=14,364)を行ってきた。10年を超える追跡調査で医療機関診療情報および介護保険情報の両方から認知症症例を収集し、①認知症を予測する変容可能な環境生活要因(特に食事・栄養要因)を特定する ②環境生活要因とアルツハイマー病の感受性遺伝子であるアポリポプロテインEとの交互作用を解明する ③認知症の予防・リスク要因を介護保険情報と医療機関診療情報で得たアウトカムで比較することを目的とした。本長期追跡研究により、認知症の一次予防に資するエビデンスを構築する。
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研究実績の概要 |
高齢化率がトップの我が国において、認知症の一次予防に関するエビデンスの確立は急務である。本研究は、2011年より開始したコホート研究(N=14,364)の枠組みのなかで、10年を超える追跡調査を行うことで、医療機関診療情報および介護保険情報の両方から認知症症例を収集し、①認知症を予測する変容可能な環境生活要因(特に食事・栄養要因)を特定する ②環境生活要因と遺伝子との交互作用を解明する ③認知症の予防・リスク要因を介護保険情報と医療機関診療情報で得たアウトカムで比較することを目的としており、初年度は、主に医療機関と自治体の協力を得て認知症の新規症例取集を行った。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
2: おおむね順調に進展している
理由
医療機関と自治体の協力を得て、順調に新規症例のデータ収集を進めており、DNA抽出および遺伝子解析も症例収集に伴い実施しているため。
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今後の研究の推進方策 |
初年度と同様に、医療機関での認知症診断及び、自治体の要介護情報に基づく新規認知症(要介護認知症)の登録を進める。そのうち、血液検体があるものについては、対照を含め、遺伝子解析を引き続き行う。これらの認知症登録の情報と、既に得られている対象者の基礎情報等を活用し、認知症発症リスクに関する要因について中間解析を行う。
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