研究課題/領域番号 |
23K09724
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分58030:衛生学および公衆衛生学分野関連:実験系を含まない
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研究機関 | 和歌山県立医科大学 |
研究代表者 |
中川 幸洋 和歌山県立医科大学, 医学部, 教授 (20372865)
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研究分担者 |
寺口 真年 和歌山県立医科大学, 医学部, 講師 (00554544)
橋爪 洋 和歌山県立医科大学, 保健看護学部, 教授 (10326382)
延與 良夫 和歌山県立医科大学, 医学部, 博士研究員 (80405430)
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研究期間 (年度) |
2023-04-01 – 2026-03-31
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研究課題ステータス |
交付 (2023年度)
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配分額 *注記 |
4,680千円 (直接経費: 3,600千円、間接経費: 1,080千円)
2025年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2024年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2023年度: 2,600千円 (直接経費: 2,000千円、間接経費: 600千円)
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キーワード | サルコペニア / 脊柱後弯 / 運動療法 / 脊柱後弯症 / 遠藤療法 |
研究開始時の研究の概要 |
本研究では500名規模の運動器健診を実施し、四肢骨格筋量は正常であるが傍脊柱筋変性の為に腰痛あるいは姿勢異常を来している人(傍脊柱筋サルコペニア)約100名を抽出する。申請者の所属する大学附属病院で体幹筋トレーニングを中心とする介入を実施し、腰曲がりの最大危険因子である傍脊柱筋サルコペニアに対する早期介入プログラムの開発を行う。
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研究実績の概要 |
2023年度、2024年度、2025年度においては下記についての調査をおこなうことを計画した。①スパイナルマウスを用いた脊椎アライメントの測定。スパイナルマウスは、脊柱に沿って動かすことで胸腰椎アライメントと仙骨傾斜角を測定することが可能である。X線照射による被爆もなく、短時間で容易に脊椎アライメントを計測できる。スパイナルマウスで、腰椎前弯角、胸椎後弯角、仙骨傾斜角、腰椎可動域、胸椎可動域について計測する。棘突起第7頸椎から第3仙椎までを立位中間位、屈曲位、伸展位でそれぞれ3回計測した平均値を求める。②超音波画像診断装置による体幹筋の筋厚と筋輝度の測定。超音波画像診断装置にて胸部脊柱起立筋、腰部多裂筋、腹直筋、外腹斜筋、内腹斜筋、腹横筋の筋厚と筋輝度について超音波画像診断装置を使用して測定する。上記測定に加え、身長、体重、ロコモ25、生活習慣・服薬、血圧、腹囲、握力、2ステップ値、骨強度(超音波法)、血液生化学・尿検査、簡易型自記式食事歴法質問票(BDHQ)について調査をおこなう。 健康診断時に、超音波画像装置にて傍脊柱筋サルコペニアを抽出し、大学附属病院にて運動療法を指導する。運動療法は、四つ這い位上下肢挙上運動、うつ伏せで上半身を持ち上げる運動、腹部エクササイズ(Draw in)、背部ストレッチングをそれぞれ一日10回×3 setおこない週5回継続していただく。健診データの解析と追跡調査の実施をおこなう。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
4: 遅れている
理由
2024年度9月から12月にかけてかつらぎ検診の結果、抽出した患者に対して以下の研究計画を行うことを決定した。①スパイナルマウスを用いた脊椎アライメントの測定②超音波画像診断装置による体幹筋の筋厚と筋輝度の測定 上記測定に加え、身長、体重、ロコモ25、生活習慣・服薬、血圧、腹囲、握力、2ステップ値、骨強度(超音波法)、血液生化学・尿検査、簡易型自記式食事歴法質問票(BDHQ)について調査をおこなう。
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今後の研究の推進方策 |
2024年度、2025年度においては下記についての調査をおこなう。①スパイナルマウスを用いた脊椎アライメントの測定。スパイナルマウスで、腰椎前弯角、胸椎後弯角、仙骨傾斜角、腰椎可動域、胸椎可動域ついて計測する。棘突起第7頸椎から第3仙椎までを立位中間位、屈曲位、伸展位でそれぞれ3回計測した平均値を求める。②超音波画像診断装置による体幹筋の筋厚と筋輝度の測定。超音波画像診断装置にて胸部脊柱起立筋、腰部多裂筋、腹直筋、外腹斜筋、内横筋の筋厚と筋輝度について超音波画像診断装置を使用して測定する。上記測定に加え、身長、体重、ロコモ25、生活習慣・服薬、血圧、腹囲、握力、2ステップ値、骨強度(超音波法)、血液生化学・尿検査、簡易型自記式食事歴法質問票(BDHQ)について調査をおこなう。健康診断時に、超音波画像装置にて傍脊柱筋サルコペニアを抽出し、大学附属病院にて運動療法を指導する。患者教育を目的として作成した小冊子(腰痛手帳)の活用、および自主運動でのプログラムとし、介入期間は 2023年度健康診断時から2025年度健康診断時の3年間とした。腰痛手帳は、患者教育のために作成したものであり、医学知識のない一般の者でも理解できるような表現で腰痛の概要や痛みに対する対処法、指導した施行されるべき運動療法の紹介を記載している。運動療法は、四つ這い位上下肢挙上運動、うつ伏せで上半身を持ち上げる運動、腹部エクササイズ(Draw in)、背部ストレッチングをそれぞれ一日10回×3 setおこない週5回継続していただく。健診データの解析と追跡調査の実施をおこなう。
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