• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 前のページに戻る

慢性腎臓病発症・進展の先天的残余リスクに関する遺伝統計学的検討

研究課題

研究課題/領域番号 23K09725
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
審査区分 小区分58030:衛生学および公衆衛生学分野関連:実験系を含まない
研究機関岩手医科大学

研究代表者

吉川 和寛  岩手医科大学, 医学部, 講師 (50882065)

研究分担者 大桃 秀樹  岩手医科大学, 医歯薬総合研究所, 特任准教授 (90453406)
旭 浩一  岩手医科大学, 医学部, 教授 (60274966)
研究期間 (年度) 2023-04-01 – 2026-03-31
研究課題ステータス 交付 (2023年度)
配分額 *注記
4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2025年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2024年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2023年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
キーワード慢性腎臓病 / 残余リスク / 網羅的ゲノムワイド関連解析 / 出生時体重 / GWAS / ゲノムコホート
研究開始時の研究の概要

慢性腎臓病(CKD)は予防・早期発見・進行抑制が重要であるが、主要リスク(血圧、血糖、脂質等)の管理の進歩にも関わらず、発症・進展し末期腎不全(ESKD)に至る患者は増加の一途である。本研究では、CKD発症・進展の残余リスク(RR)として、遺伝的要因に注目した。そして、本学「いわて東北メディカル・メガバンク機構」が運営する地域住民・三世代コホートから得られた網羅的ゲノムワイド関連解析(GWAS)データを活用し、RRに関連する遺伝的背景を網羅的に探索し、特に出生時体重に関連する遺伝子多型と腎機能低下のリスクとの関連性を検討し、CKDの発症予防からESKD患者数減少へつながる知見を創出する。

研究実績の概要

主要リスク(血圧、血糖、脂質等)の管理の進歩にも関わらず、慢性腎臓病(CKD)から末期腎不全(ESKD)に至る患者は増加の一途である。CKD発症・進展に関わる残余リスクとして遺伝的要因に注目し、東北メディカル・メガバンク(TMM)計画地域住民・三世代コホート研究の約7万人のゲノムワイド関連解析(GWAS)データを用いて、CKD発症・進展に関連する遺伝要因の探索に着手した。
本年度は、本学の研究倫理講習を受講し、いわて東北メディカル・メガバンク機構(IMM)の共同研究(内部研究)審査委員会において本研究に関する審査を受け、IMM運営委員会にて承認された。続いて、東北大学東北メディカル・メガバンク機構(ToMMo)が管理・運営するスーパーコンピュータ(スパコン)および統合データベースdbTMMの利用申請を行ない、承認を受けた。承認後、スパコン利用・登録説明会を受講し利用登録を行った。併せて、ToMMoプロジェクト利用申請も行ない承認された。本研究に係る分担研究者と研究会議を2回実施した。また、今年度予算で購入したパソコンにおいて、データ解析のための環境構築、および研究会議資料や本年度報告書の作成を行った。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

4: 遅れている

理由

各種審査委員会や講習会の申請・受講に多くの時間を要したため、計画していた詳細なデータ解析が遅延した。

今後の研究の推進方策

課題「出生時体重と、将来のCKD発症・進展との関連性の検討」について、ベースライン調査(2013年~2016年度)で収集された出生時体重情報を層別化したのち、詳細二次調査(2017年~2020年度)および詳細三次調査(2021年~2025年度)を通じて、CKDの新規発症および腎機能(eGFR)低下速度と出生時体重との関連性を検討する。
さらに、課題「出生時体重に関連する遺伝子多型の検討、および将来のCKD発症・進展との関連性の検討」に関しては、層別化した出生時体重に対するGWASを行い、関連する遺伝子多型を抽出する。出生時体重に関連し得る諸因子の探索として、種々の取集済データと、関連する遺伝子多型との間の関連性も併せて検討する。

報告書

(1件)
  • 2023 実施状況報告書

URL: 

公開日: 2023-04-13   更新日: 2024-12-25  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi