研究課題/領域番号 |
23K09755
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分58030:衛生学および公衆衛生学分野関連:実験系を含まない
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研究機関 | 国立感染症研究所 |
研究代表者 |
加納 和彦 国立感染症研究所, 品質管理研究センター, 主任研究官 (00383654)
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研究期間 (年度) |
2023-04-01 – 2026-03-31
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研究課題ステータス |
交付 (2023年度)
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配分額 *注記 |
4,810千円 (直接経費: 3,700千円、間接経費: 1,110千円)
2025年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2024年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2023年度: 2,080千円 (直接経費: 1,600千円、間接経費: 480千円)
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キーワード | 感染症疫学 / 感染症サーベイランス / ダッシュボード / 異常検知 / 可視化システム / 異常探知 / リスク評価 |
研究開始時の研究の概要 |
公衆衛生向上に寄与する次世代型の感染症サーベイランスデータ可視化・分析システムとして、実装すべき機能とは何か。本研究では、この問いに対し、申請者が開発した既存のデータ可視化システムの改良とサーベイランス業務での実践を繰り返しながら、探索的に答えを追求する。具体的に、異常探知の自動化と可視化、それに対する専門家の判断とその根拠に関する情報をデータ化し、蓄積する機能を既存の可視化システムに実装する。報告状況の可視化、異常探知とリスク評価、さらには、異常事象に対してとるべき対応(アクション)の示唆までをシステム上で体系的に行う、包括的な感染症対策支援システムへと進化させる。
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研究実績の概要 |
本研究は、感染症サーベイランスのデータを有効に活用し公衆衛生向上へとつなげるため、感染症サーベイランスシステムに登録されたデータをリアルタイムに可視化するシステム(ダッシュボードシステム)として、どのような機能を実装すべきかについて検討するものである。 令和5年度は、それまでに開発したダッシュボードシステム(主に迅速な状況把握を目的として設計)の機能拡張として、異常検知とリスク評価機能に関する検討を開始した。各疾患の感染症サーベイランスデータから、疾患ごとの特性を踏まえ、定性的・定量的な異常判定基準の検討を進めている。令和6年度以降も、国内外の専門家の意見を踏まえつつ、異常判定基準を検討し、システムに実装する。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
3: やや遅れている
理由
他業務との兼ね合いにより、想定よりも本研究課題に対して時間が取れなかったため。
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今後の研究の推進方策 |
令和6年度は、令和5年度に実施予定だった異常探知とリスク評価機能のシステムへの付加について、所内外の専門家へのインタービューの実施等も含めて検討を進める。
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