研究課題/領域番号 |
23K09816
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分58050:基礎看護学関連
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研究機関 | 岡山県立大学 |
研究代表者 |
森本 美智子 岡山県立大学, 保健福祉学部, 教授 (60342002)
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研究分担者 |
清水 毅 山梨大学, 大学院総合研究部, 教授 (40293443)
田辺 文憲 山梨大学, 大学院総合研究部, 教授 (80217108)
宮良 高維 神戸大学, 医学部附属病院, 特命教授 (50368304)
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研究期間 (年度) |
2023-04-01 – 2026-03-31
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研究課題ステータス |
交付 (2023年度)
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配分額 *注記 |
4,550千円 (直接経費: 3,500千円、間接経費: 1,050千円)
2025年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2024年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
2023年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
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キーワード | 防護具 / ガイドライン |
研究開始時の研究の概要 |
研究は,新型コロナウイルス感染症や新興感染症等に対する個人防護具(Personal protective equipment,PPE)着脱の重要性に着目し,医療従事者などが適切な防護具を選択・使用するために,これらの防護具着用時の運動性の評価と脱衣時の危険区域としての汚染領域を明らかにし,防護具の使用に関するガイドライン策定の検討を行うことにある。研究期間中には危険な輸入・新興感染症に対する1.作業効率向上のための防護具着用による動作性の検証,2.防護具の脱衣時の汚染部位すなわち危険区域の特定・検証(画像・汚染度測定),3.医療現場における防護具の選択と使用に関するガイドラインの策定を行う。
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研究実績の概要 |
研究の目的:新型コロナウイルス感染症や新興感染症等に対する個人防護具(PPE)の安全な着脱および使用の重要性に着目し,医療従事者が適切に防護具を選択したうえで,安全に使用するために,防護具着用時の医療者における運動性を評価するとともに,脱衣時の危険区域としての汚染領域を明らかにし,防護具の使用に関するガイドラインを策定する。意義:病原微生物への医療者の曝露防止を目的として,脱衣時の汚染の可視化を検証する。その結果に基づいて,臨床現場の実態に沿った防護具のガイドラインの策定のための提案を行い,実用化を目指すことが重要である。そこには,本研究の学術的な独自性があり,創造性という点では医療での看護のみならず,福祉,素材,衣服の分野の研究・開発につながり,その社会実装としての意義があると考える。 研究の実施と計画: 1.2023年度個人防護具着用時の動作機能性評価:医療従事者の現行の防護服着用時の動作性について,防護具・防護服着用時の運動機能性評価について,三次元動作解析システム装置・高速デジタル研究ビデオカメラ(Eagle of Hawk Camera)を用いた解析評価は2024年度に行う。2023年度は当該の倫理委員会に申請し,承認を得られた。汚染領域の特定:まず汚染領域の特定のために模擬咳飛沫飛散装置の試作開発をした。装置は人間の口腔部形状を模擬した噴射口をもつ咳飛沫飛散装置を試作し,実際の咳飛沫飛散装置の構造は,3Dプリンタで作成した口腔部とソレノイドおよびレギュレータースイッチ,コンプレッサにより構成され,飛沫には,アルコールに蛍光粉末を加えて作成した。看護師が防護具を装着し,防護服への飛散状況の汚染領域の観察は,次年度に行う予定である。 2.ATPと看護師の汚染実験は,プレテストを開始している。加えて,個人防護具の着脱に脱衣教育を含めたガイドラインの試案の検討を開始する。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
3: やや遅れている
理由
COVID-19のアウトブレイクの影響により,被験者および臨床現場の協力を得られるのが厳しい状況である。動作分析で機器の貸与を交渉中である。
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今後の研究の推進方策 |
1.個人防護具着用時の動作機能性評価:医療従事者の現行の防護服着用時の動作性について,防護具・防護服着用時の運動機能性評価は,三次元動作解析システム装置・高速デジタル研究ビデオカメラ(Eagle of Hawk Camera)を用いた解析により評価は2024年度に行う。2.ATPによる汚染度の測定:臨床現場にて看護師が患者をケアした後,防護具の接触部位のATP測定により,その汚染度を評価する。研究承諾の得られた看護師を被験者とし,個人防護具の汚染が特定された部位を対象に,患者ケア後にATPを用いて個人防護具表面の汚染度を測定する予定である。
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