• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 前のページに戻る

ストレスの新しいバイオマーカーとしての神経成長因子の確立から保健指導法の考案

研究課題

研究課題/領域番号 23K09824
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
審査区分 小区分58050:基礎看護学関連
研究機関福井医療大学

研究代表者

供田 文宏  福井医療大学, 保健医療学部, 教授 (90251884)

研究分担者 新田 淳美  富山大学, 学術研究部薬学・和漢系, 教授 (20275093)
北川 敦子  福井医療大学, 保健医療学部, 教授 (80343185)
研究期間 (年度) 2023-04-01 – 2026-03-31
研究課題ステータス 交付 (2023年度)
配分額 *注記
4,680千円 (直接経費: 3,600千円、間接経費: 1,080千円)
2025年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2024年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
2023年度: 1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
キーワードnerve growth factor / cortisol / stress / forced swimming / sympathoadrenal system / public health
研究開始時の研究の概要

神経成長因子(nerve growth factor, NGF)は神経細胞の成長や生存ならびに機能を調節する物質である。本研究の目的は、ストレスの新しいバイオマーカーとしてのNGFの確立から保健指導法を考案することである。
方法は、動物実験でNGFとストレスで作動する神経内分泌因子(カテコールアミンとコルチゾール)の関係を調べ、NGFを中心とするストレスの発現機序を明らかにする。また、健康診断の受診者でNGFと神経内分泌因子がどのように健康状態と関連するのかを調べ、これらの客観的な指標がアンケート等による主観的な指標と比べて精度や信頼性が高いストレスのマーカーになるのかを検討する。

研究実績の概要

現代社会では、日々変動する社会情勢、AIの導入やリモートワークの普及などによる労働環境の変化でストレスとストレス性健康被害が高まりつつある。しかし、これまでのストレスの評価はアンケート等による主観的な指標を用いたものが多く、精度や信頼性がより高い客観的な指標での評価やそれに基づくストレスマネジメントの立案はなされていない。
本研究では、動物実験において神経内分泌系を調節する神経成長因子(NGF)とストレス反応との関係を調べ、新たなNGFを中心とするストレスの発現機序を明らかにする。また、健康診断の受診者においてNGFとストレスホルモンがどのように健康状態と関係するのかを検討する。以上の結果より、ストレス性健康被害の生物学的な発症機序を解明するとともにNGFなどの分子生物学的指標をストレス診療に導入する。
2023年度はNGFを中心とするストレスの発現機序を明らかにする目的で、ラットでストレスモデルの作成を検討した。その結果、5-7週令のラットで5日間連続の30分間の強制ストレス負荷でストレスホルモンのコルチゾールが尿中で昼夜上昇することが確認され、本手技で慢性ストレス状態が惹起されることを明らかにした。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

3: やや遅れている

理由

2023年度はNGFを中心とするストレスの発現機序を明らかにする目的で、ラットでストレスモデルの作成を検討した。その結果、5-7週令のラットで5日間連続の30分間の強制ストレス負荷でストレスホルモンのコルチゾールが尿中で昼夜上昇することが確認され、本手技で慢性ストレス状態が惹起されることを明らかにした。
また、実施が遅れているストレス下でのNGFの検討やNGF産生が亢進または低下するラットでの検討は2024年度に継続して行う予定である。

今後の研究の推進方策

2024年度は、主に健康診断の受診者を対象にNGFとストレスホルモンの評価とそれらの健康状態との関係を評価する予定である。すでに当施設から研究計画の承認を得ており、40名の受診者に検査を施行した。今後は約200名の参加を目指して研究を継続する予定である。

報告書

(1件)
  • 2023 実施状況報告書

URL: 

公開日: 2023-04-13   更新日: 2024-12-25  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi