研究課題/領域番号 |
23K09825
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分58050:基礎看護学関連
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研究機関 | 愛知医科大学 |
研究代表者 |
佐藤 ゆか (大須賀ゆか) 愛知医科大学, 愛知医科大学, 名誉教授 (70363736)
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研究期間 (年度) |
2023-04-01 – 2026-03-31
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研究課題ステータス |
交付 (2023年度)
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配分額 *注記 |
2,600千円 (直接経費: 2,000千円、間接経費: 600千円)
2025年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2024年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2023年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
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キーワード | COVID-19 / 看護師 / エンパワー / プロセス / 新興感染症 / パンデミック / エンパワーメント |
研究開始時の研究の概要 |
COVID-19パンデミック初期段階では、厳しい医療環境下で感染症患者のケアに従事した看護師は、大きな心理的・身体的苦痛を経験した。一方で、患者ケアの経験を肯定的に捉えた報告もある。本研究では、COVID-19パンデミック初期段階において、COVID-19患者ケアに従事した看護師を力づけ患者ケアの向かわせたもの、およびそのプロセスを明らかにする。これにより、新興感染症パンデミック初期段階における組織・看護マネジメントに関する示唆を得る。
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研究実績の概要 |
本研究は、COVID-19パンデミック初期段階において、COVID-19患者ケアに従事した看護師のエンパワー促進要因とプロセスを明らかにすることを目的とした質的研究である。対象施設は、本邦の第1波の時期からCOVID-19中等症以上の患者を受け入れた医療機関であり、第1~3波の時期に2回の緊急事態宣言が発出された地域の医療機関である。対象者は、本邦のパンデミック第1~3波の期間、継続して中等症以上のCOVID-19患者ケアに従事した看護師(看護師長を除く)である。研究方法は、M-GTA(修正版グラウンデッド・セオリー・アプローチ)である。 2023年10月~2024年3月までに、東海地方、関東地方の医療機関2施設に勤務する看護師9名を対象にインタビュー調査を実施した。インタビューの内容は、パンデミック第1~3波において困難を感じた経験、同時期をどのように乗り越えたか、力づけられた出来事や経験はどのようなものか、第1~3波の経験は、自身の気持ちや考え、患者ケアにどのような影響や変化をもたらしたか、であった。インタビューでは具体的で詳細なデータが得られた。9名のインタビューデータを分析中であり、2024年7月以降、理論的サンプリングとして、数名のインタビュー調査を実施する予定である。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
2: おおむね順調に進展している
理由
インタビュー調査が半分程度終了し、概ね予定通りに研究が進んでいる。
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今後の研究の推進方策 |
2024年4~6月ころまでに2023年度に収集した9名のデータの分析を進める。分析内容を基に、2024年7月~9月に、理論的サンプリングとして、6~7名のインタビュー調査を実施する。2024年10月~2025年3月にデータの分析を進め、学術集会での発表、論文投稿の準備を進める。
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