研究課題/領域番号 |
23K09843
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分58050:基礎看護学関連
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研究機関 | 札幌保健医療大学 |
研究代表者 |
吉田 祐子 札幌保健医療大学, 保健医療学部, 講師 (10646805)
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研究分担者 |
杉森 博行 北海道大学, 保健科学研究院, 准教授 (20711899)
中村 典雄 弘前大学, 保健学研究科, 教授 (60332657)
冨澤 登志子 弘前大学, 保健学研究科, 教授 (70333705)
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研究期間 (年度) |
2023-04-01 – 2027-03-31
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研究課題ステータス |
交付 (2023年度)
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配分額 *注記 |
4,550千円 (直接経費: 3,500千円、間接経費: 1,050千円)
2026年度: 390千円 (直接経費: 300千円、間接経費: 90千円)
2025年度: 260千円 (直接経費: 200千円、間接経費: 60千円)
2024年度: 3,120千円 (直接経費: 2,400千円、間接経費: 720千円)
2023年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
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キーワード | 糖尿病 / 療養指導 / 臨床判断 / AI |
研究開始時の研究の概要 |
糖尿病の専門ではない看護師(以下、糖尿病非専門看護師)が糖尿病患者への療養指導を実施する機会が増えているが、看護師であっても糖尿病領域の経験が少ない者は、患者の個別性を考慮した効果的な療養指導を実施することは難しい。そこで、本研究では、糖尿病熟練看護師の優れた臨床判断を活用したAIによる2型糖尿病療養指導サポートシステムのプロトタイプを構築する。本システムは、看護師全体の療養指導の質の底上げだけでなく、糖尿病患者の良好な病状管理の助けとなることが期待できるものである。
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研究実績の概要 |
2型糖尿病患者は、糖尿病進行予防のために病状管理が重要であるが、増え続ける患者数に対して糖尿病医療の専門性を有する人材は不足している。そのため、糖尿病の専門ではない看護師(以下、糖尿病非専門看護師)が糖尿病患者への療養指導を実施する機会が増えている。看護師であっても糖尿病領域の経験が少ない者は、患者の個別性を考慮した効果的な療養指導を実施することは難しい。しかし、糖尿病熟練看護師は、これまでの経験や知識を活用し、優れた臨床判断に基づいた療養指導を実施できる。本研究では、糖尿病熟練看護師の優れた臨床判断を活用したAIによる2型糖尿病療養指導サポートシステムのプロトタイプを構築し、看護師全体の療養指導の質の底上げと、糖尿病患者の良好な病状管理の助けとなることを目指している。 本研究の目的は、以下の2つである。 ①インタビュー調査により糖尿病熟練看護師の臨床判断とそれに基づいた実践を明らかにする。 ② ①の研究結果に基づいた臨床判断データを集積し、AIによる2型糖尿病療養指導サポートシステムのプロトタイプを構築する。 2023年度は、①の調査準備のため、インタビューガイドのたたき台を作成し、複数の糖尿病認定看護師にその妥当性について、助言を得ることができた。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
3: やや遅れている
理由
本来であれば、作成したインタビューガイドを用いてインタビュー調査を開始している予定であったが、インタビューガイド作成に時間を要し、そこまでに至らなかったため。
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今後の研究の推進方策 |
倫理審査委員会への書類提出準備とインタビューの対象候補者の内諾を得る作業を同時並行に進める等して時間のロスが少なくデータ収集の準備を進めるようにする。また、分析ソフトの活用し、時間をかけずに進める工夫を検討する。
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