研究課題/領域番号 |
23K09851
|
研究種目 |
基盤研究(C)
|
配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分58050:基礎看護学関連
|
研究機関 | 同志社女子大学 |
研究代表者 |
木村 静 同志社女子大学, 看護学部, 准教授 (60727361)
|
研究分担者 |
葉山 有香 同志社女子大学, 看護学部, 准教授 (30438238)
和泉 美枝 同志社女子大学, 看護学部, 准教授 (10552268)
岡崎 和子 同志社女子大学, 看護学部, 助手 (20972392)
假谷 ゆかり 同志社女子大学, 看護学部, 助教 (70649342)
川崎 友絵 同志社女子大学, 看護学部, 専任講師 (10321069)
|
研究期間 (年度) |
2023-04-01 – 2027-03-31
|
研究課題ステータス |
交付 (2023年度)
|
配分額 *注記 |
4,680千円 (直接経費: 3,600千円、間接経費: 1,080千円)
2026年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2025年度: 390千円 (直接経費: 300千円、間接経費: 90千円)
2024年度: 520千円 (直接経費: 400千円、間接経費: 120千円)
2023年度: 2,990千円 (直接経費: 2,300千円、間接経費: 690千円)
|
キーワード | 洗髪ケア / 頭浸浴 / バリア機能 / 快適さ |
研究開始時の研究の概要 |
現在、看護を提供する場が広がり、快適な清潔ケアの実践が求められているが、臥床患者への清潔ケアは頭皮の汚れの除去が十分ではなく、快適さも得られていない。そこで、本研究では、頭皮の汚れを除去し、頭皮のバリア機能と快適さを向上させる、頭浸浴を取り入れた洗髪ケアの開発と臨床での実用性の検証を目指す。
|
研究実績の概要 |
現在、看護を提供する場が広がり、快適な清潔ケアの実践が求められているが、とりわけ洗髪ケアに関して、実際の臥床患者を対象として頭皮のバリア機能を含めた身体・心理面から科学的に検証された先行研究は見当たらない。そのため、本研究では、頭皮の汚れを除去し、患者の頭皮のバリア機能と快適さを向上させる「頭浸浴」を取り入れた洗髪ケアの開発と実用性の検証を行うことを目的としている。これらを達成できれば、患者の頭皮バリア機能や快適さの獲得につながり、患者の生活の快適性、QOLの向上につながることは言うまでもない。 今年度は、研究開始初年度であるため、1)入院患者における洗髪ケアの実態を明らかにすること、および、2)予備研究を通して頭浸浴の開発に向けて検討を行うこと目的とした。 1)入院患者における洗髪ケアの実態を明らかにするためには、まず、先行研究における研究成果を整理し、学会発表を行った。さらに、研究者の所属大学及び調査施設における倫理審査委員会で承認を得た。今後は、調査施設での具体的な打ち合わせを行い、データ収集を開始する予定である。 2)頭浸浴の開発に向けた検討については、研究者の所属大学における倫理審査委員会に承認を得た上で、予備実験として若年女性6名を対象として、洗髪方法の異なる2パターンで洗髪ケアを行い(クロスオーバー比較試験)、それぞれの洗髪方法における頭皮のバリア機能を測定している。現在、収集データを分析・解析している段階である。
|
現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
3: やや遅れている
理由
頭浸浴の開発に向けた予備実験は順調に進んでいるが、入院患者における洗髪ケアの実態の調査に関しては、先行研究の整理と、研究者の所属大学と調査施設双方における倫理審査委員会の承認を得るにとどまり、入院患者を対象とした調査研究は実施できていない。
|
今後の研究の推進方策 |
2024年度は、倫理審査委員会において承認済みである臨床における洗髪ケアの実態調査を実施する予定である。 また、2023年度に実施した予備実験のデータを分析・解析を終え、研究成果を発表したいと考えている。 さらに、より客観的な測定指標を含めて入院患者を対象とした頭浸浴を含む洗髪ケアの開発につなげる。
|