研究課題
基盤研究(C)
本研究は,素朴概念(既有の概念)が看護に関する知識の獲得に与える影響を明らかにし,概念を組み換えるための方略を探るものである。看護の分野において,どのような素朴概念が存在するのかを明らかにし,その原因となるものを探求することを通して,概念を組み替えるための方略を検討する。概念の組み換えにおいては,Posnerらの概念変化モデルを参考にして,概念組み換えの方略である,「じわじわ型」・「どひゃー型」ストラテジー(細谷2001)を用いた教授活動を検討し試行する。今回の研究での成果を基に次のstepとして看護学の教授活動に取り入れ,一般化を試みる予定である。