研究課題/領域番号 |
23K09864
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分58050:基礎看護学関連
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研究機関 | 国際医療福祉大学 |
研究代表者 |
吉岡 詠美 国際医療福祉大学, 小田原保健医療学部, 准教授 (90790957)
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研究分担者 |
金子 さゆり 宮城大学, 看護学群, 教授 (50463774)
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研究期間 (年度) |
2023-04-01 – 2026-03-31
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研究課題ステータス |
交付 (2023年度)
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配分額 *注記 |
4,810千円 (直接経費: 3,700千円、間接経費: 1,110千円)
2025年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2024年度: 2,080千円 (直接経費: 1,600千円、間接経費: 480千円)
2023年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
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キーワード | 看護倫理 / 病棟看護師 / 倫理コンピテンシー / 看護ケア / 教育プログラム / 看護師 / コンピテンシー |
研究開始時の研究の概要 |
医療現場の人的余裕のなさ、看護師の人材育成機会減少などの時間的制約や看護倫理の専門家が病院に配置されていない中で、看護師が看護ケアの倫理コンピテンシーを獲得できるよう、具体的な支援策を見出し、戦略的かつ組織的に看護師の倫理的行動の向上を図ることが求められている。そのためには、看護ケアの倫理的行動を向上(コンピテンシーの獲得)するために、さらなる知見を重ね、課題を明確にし、効率的かつ効果的な教育プログラムを構築することが喫緊の課題であると考える。本研究では、看護ケアの倫理コンピテンシー獲得メカニズムを検証し、教育プログラムの開発を行い、教育プログラムおよび組織的支援のあり方を提示する。
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研究実績の概要 |
本研究は、看護師が看護実践を行う上で重要となる倫理的行動の向上を目指し、看護ケアの倫理コンピテンシー獲得のメカニズム(関連要因)の検証を行い、科学的かつ効果的な組織的人材育成の方策を検討することを目的としている。先行研究の結果、看護師の倫理的行動を向上させるために必要となる研修等が明らかとなり、今年度は協力病院にプレ研修を実施した。実施した内容を踏まえ、各施設の教育担当者と看護師の現状を把握したうえで、必要となる研修を話し合い、今後の教育プログラムについて検討した。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
2: おおむね順調に進展している
理由
今年度は、市中病院約10施設に勤務する看護師1000名を対象にアンケート調査を実施し、倫理コンピテンシーに関する尺度と関連要因との関連について検証し、市中病院3施設を対象に各施設の教育担当者と共に教育プログラムの開発を行う計画であった。 先行研究(20K19000)において、倫理コンピテンシーに関する尺度と研修との関連について検証を行ったため、本研究成果を踏まえ、協力施設へのプレ研修および各施設担当者と教育プログラムを検討した。
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今後の研究の推進方策 |
令和5年に実施したプレ研修および各施設担当者と教育プログラムの検討を踏まえ、教育プログラムを構築する。具体的には、令和7年度から1年間継続的に支援できるよう、令和6年度は施設との計画および調整を行いながら、プレ研修を行う。プレ研修では、倫理コンピテンシーに関する尺度を用いて、教育プログラム開始前、教育プログラム終了直後、教育プログラム終了から6か月後の3回調査し、研修成果を評価するためアンケート調査を行う。
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