研究課題/領域番号 |
23K09888
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分58050:基礎看護学関連
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研究機関 | 国際医療福祉大学 |
研究代表者 |
西田 裕介 国際医療福祉大学, 成田保健医療学部, 教授 (90410513)
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研究期間 (年度) |
2023-04-01 – 2027-03-31
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研究課題ステータス |
交付 (2023年度)
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配分額 *注記 |
4,680千円 (直接経費: 3,600千円、間接経費: 1,080千円)
2026年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2025年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2024年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2023年度: 2,080千円 (直接経費: 1,600千円、間接経費: 480千円)
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キーワード | 複合現実(Mixed Reality) / シミュレーション教育 |
研究開始時の研究の概要 |
少子高齢化の進行により医療需要が高まる中、医療従事者の早期離職は社会的な課題である。その背景にはリアリティショックが存在し、臨床現場で求められる能力と養成課程で修得する能力の乖離が要因の1つとなっている。本研究では、医療従事者養成課程で修得する能力を向上させるためには、シミュレーション教育におけるリアリティを向上させる必要があると考え、患者の動作や様相を複合現実(Mixed Reality)技術によって再現したシミュレーション教育の効果を検証する。
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研究実績の概要 |
本研究の目的は、臨床現場で求められる能力と養成課程で修得する能力の乖離を減らし、医療従事者における入職後の早期離職を防ぐことに資するため、養成課程におけるより効果的なシミュレーション教育の方法を明らかにすることである。本研究では複合現実(Mixed Reality:MR)技術に着目し、MR技術を活用することによって、効果的なシミュレーション教育が実践できると考えている。 令和5年度は、倫理審査委員会の承認を得て、以下の2つの研究を開始した。研究①はMR技術を活用した解剖シミュレーション教育の効果検証である。特に理学療法学科学生を対象とした触診技術への応用効果について調査を行った。こちらは学生が受けた教育に感じる価値の変化と触診技術に関する即時効果を検証しており、現在データ解析中である。研究②は動物介在療法のシミュレーション教育用システムの開発である。動物介在療法は認知症患者の非薬物療法として効果的であることが示されているが、実際の動物を用いての教育や治療には種々の課題がある。こちらの効果を確認するためのシステム開発を行った。研究②は健常者を対象とした測定を実施し、結果を学術大会にて公表した。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
2: おおむね順調に進展している
理由
本研究は、令和5年度を準備期間として設定していた。予定通り、令和5年度のうちに、研究倫理審査委員会の承認を得ることができ、実施するための機材やシステムの整備が進んでいる。そのため順調であると判断した。
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今後の研究の推進方策 |
令和6年度は研究①のデータ解析と研究②の実践を予定している。研究①は骨モデルの一部位を取り上げての即時効果の検証であるため、三次元構造の理解や、長期的な効果についても検証を進める。
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