研究課題/領域番号 |
23K09896
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分58050:基礎看護学関連
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研究機関 | 神戸女子大学 |
研究代表者 |
横内 光子 神戸女子大学, 看護学部, 教授 (10326316)
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研究分担者 |
岳 理恵 桃山学院大学, 経営学部, 教授 (80584911)
洪 愛子 神戸女子大学, 看護学部, 教授 (60591790)
長井 友利子 神戸女子大学, 看護学部, 助教 (60785517)
岸野 真由美 神戸女子大学, 看護学部, 助教 (80963404)
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研究期間 (年度) |
2023-04-01 – 2026-03-31
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研究課題ステータス |
交付 (2023年度)
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配分額 *注記 |
4,680千円 (直接経費: 3,600千円、間接経費: 1,080千円)
2025年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2024年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2023年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
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キーワード | 看護管理 / 看護の質 / 指標 / システムシミュレーション / 看護サービス提供プロセス / リードタイム / 業務管理 / サービス待ち時間 / プロセス評価 / コンピュータ・シミュレーション |
研究開始時の研究の概要 |
本邦のヘルスケアサービス利用者は、サービスを受けるプロセスのあらゆる段階で多くの「待ち」を余儀なくされている。待ち時間は、患者にとって心身の負担となり、満足度に影響するのみならず、医療安全や予後に影響することも指摘されている。本申請研究の目的は、看護サービス提供プロセスにおける患者の「待ち時間」をプロセス評価の適時性と位置づけ、コンピュータ・ミュレーションを活用し、待ち時間によってプロセスを評価・改善するプロセス・マネジメント方法を開発することである。
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研究実績の概要 |
本研究は、患者の看護サービスの待ち時間を指標とした看護提供プロセス・マネジメント方法の開発を目的としている。1年目にあたる今年度は、病棟シミュレーション・モデルの構築と実験に必要なデータ収集を目標とした。 計画段階では、複数の中規模総合病院の複数の一般病棟からのデータ収集を予定していたが、初めに1施設でのモデル構築と実験を実施する方が精度面で有用であると考えられたため、中規模の急性期病院と連携して、研究を実施するよう調整した。連携病院での聞き取り調査と電子カルテから抽出された情報に基づいて、主要なデータを収集し、データの整理集約を行っている。 システム・シミュレーション・ソフトウェアとして、マルチエージェントモデル機能を備えたオブジェクト指向型モデリングが可能なSimioを活用することとした。現在divide and conquer方式でモデルを構築すべく、病棟における看護サービス提供状況を再現するために最小単位のモデル化を行っている。 この過程で、過去の研究に基づく病棟看護業務分類は、患者に直接かかわる清潔ケアや与薬などの業務のほかに、記録や移動、準備と後片付けといった間接的な業務があるため、これらの間接業務の時間帯ごとの発生頻度をパラメータとして組み込む必要性があることが分かった。そのため、次年度に向けて、さらにモデル化に必要なデータを確認し、追加のデータ収集に向けた準備を行っている。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
2: おおむね順調に進展している
理由
2023年度は、病棟シミュレーション・モデルの構築・実験に必要なデータ収集を目標として、複数の中規模総合病院の複数の一般病棟で、モデルのパラメータとなる患者の入退院状況、看護必要度等データ等の収集を行う予定であった。現時点では1施設のデータ収集を終えて、シミュレーション・モデルの構築を試行している段階である。1施設のデータに基づくモデル構築と改善案の検討を行うプロセスを踏む方が精度が高いと考えられたため、その点ではおおむね順調に進行している。
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今後の研究の推進方策 |
研究計画段階では、複数施設でのデータ収集を考えていたが、1施設でのデータに基づくシミュレーションモデルの構築と、改善案の検討、シミュレーション実験を実施する方が、制度の観点から妥当であると考えられた。そのため、1施設のモデルに基づく実験を行う予定である。
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