研究課題/領域番号 |
23K09898
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分58050:基礎看護学関連
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研究機関 | 福岡大学 |
研究代表者 |
鮫島 由紀子 福岡大学, 医学部, 助教 (70910389)
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研究分担者 |
緒方 久美子 福岡大学, 医学部, 教授 (00309981)
大田 博 福岡大学, 医学部, 准教授 (10739775)
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研究期間 (年度) |
2023-04-01 – 2027-03-31
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研究課題ステータス |
交付 (2023年度)
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配分額 *注記 |
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2026年度: 390千円 (直接経費: 300千円、間接経費: 90千円)
2025年度: 260千円 (直接経費: 200千円、間接経費: 60千円)
2024年度: 1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
2023年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
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キーワード | 臓器移植 / 看護 / 看護教育 / 倫理的感受性 / VR |
研究開始時の研究の概要 |
臓器移植医療は、ドナーの善意による臓器の提供がなければ成り立たない医療であり、倫理的な問題も生じやすく、医療者には高い倫理性が求められる。看護基礎教育では、移植看護学教育のカリキュラムの構築が期待されているが、実症例が少ないこと、授業時間や教授者の確保に苦慮しているなどの課題があり、教育体制が整備されているとは言い難い現状がある。そこで本研究では、臓器移植看護の主要なテーマである倫理的感受性に焦点を当て、看護基礎教育における教授方法の確立に向け取り組んでいく。
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研究実績の概要 |
臓器移植医療は、ドナーの善意による臓器の提供がなければ成り立たない医療であり、倫理的な問題も生じやすく、医療者には高い倫理性が求められる。看護基礎教育では、移植看護学教育のカリキュラムの構築が期待されているが、実症例が少ないこと、授業時間や教授者の確保に苦慮しているなどの課題があり、教育体制が整備されているとは言い難い現状がある。そこで本研究では、臓器移植看護の主要なテーマである倫理的感受性に焦点を当て、看護基礎教育における教授方法の確立を目的としている。 本年度は、臓器移植医療に関する歴史的・社会的背景を把握するため、看護基礎教育に携わる教育機関や医療機関における臓器移植医療への取り組みについて文献検討を行った。その結果、教育機関では学生を対象とした臓器移植医療に対する理解度や興味関心などの実態調査の報告が大半であり、教育内容や教育効果を明らかにしたものはわずかであった。 また医療機関の取り組みとしては、病院職員に対し、移植医療の認知度を確認する実態調査が大半であったが、近年では、臓器提供事例を通し、看護師の困難感や苦悩が明らかになっており、倫理的な問題への取り組みが課題となっていることが確認できた。この結果を踏まえ、今後は、臓器移植医療に携わる看護師や、看護学生に対し無記名の自記式質問紙調査を行う予定である。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
3: やや遅れている
理由
文献検討に時間を要してしまい、自記式質問紙調査に辿り着けなかった。次年度早々に、臓器移植医療に携わる看護師に対し、質問紙調査を実施していく必要がある。
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今後の研究の推進方策 |
臓器移植医療に携わる看護師に対し質問紙調査を実施し、倫理的課題を解決するために取り組むべき課題について検討していく。さらに、臓器移植医療における学生の認識や教育へのニーズについても明らかにしていく予定である。
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