研究課題/領域番号 |
23K09911
|
研究種目 |
基盤研究(C)
|
配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分58050:基礎看護学関連
|
研究機関 | 長崎県立大学 |
研究代表者 |
山澄 直美 長崎県立大学, 看護栄養学部, 教授 (50404918)
|
研究期間 (年度) |
2023-04-01 – 2027-03-31
|
研究課題ステータス |
交付 (2023年度)
|
配分額 *注記 |
2,990千円 (直接経費: 2,300千円、間接経費: 690千円)
2026年度: 520千円 (直接経費: 400千円、間接経費: 120千円)
2025年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2024年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2023年度: 390千円 (直接経費: 300千円、間接経費: 90千円)
|
キーワード | 中高年看護師 / 業務遂行上の困難 / 業務遂行上の困難への対処 / アセスメントツール / 就業継続 / 業務遂行困難 / 対処指針 |
研究開始時の研究の概要 |
研究の目的は、生涯を通した就業継続の支援に向け、中高年看護師の業務遂行の困難度を査定するアセスメントツールを開発すると共に、個人および組織が困難の軽減に向けて適切に対処するための指針を作成することである。加齢に伴い様々な身体的変化が生じる中高年看護師に向けた根拠に基づく支援の方法は提示されていない。中高年看護師がどのような困難にどの程度直面しているかを適切に把握するアセスメントツールと適切な対処を行うための指針を開発することにより、中高年看護師自身および組織が就業継続に向けた適切な行動や支援の方向性を見いだすことができる。これは、少子高齢化が進むわが国における看護職者の人材確保につながる。
|
研究実績の概要 |
本研究の目的は、生涯を通した就業継続の支援に向け、中高年看護師の業務遂行の困難度を査定するアセスメントツールを開発すると共に、個人および組織が困難の軽減に向けて適切に対処するための指針を作成することである。看護師の生涯を通した就業継続に向けては、日本看護協会が「労働安全衛生ガイドライン」等を公表し、職場環境改善への取り組みが進められ、新人看護師、出産・子育て世代支援のための制度の整備も実現している。しかし、加齢に伴い様々な身体的変化が生じる中高年看護師に向けた根拠に基づく支援の方法は提示されていない。本研究は、申請者らが解明した中高年看護師の加齢による身体的変化に伴う業務遂行上の困難と困難への対処を基盤に、困難度を査定するアセスメントツールと困難の軽減に向けた対処指針を開発することを目指す。その成果は、中高年看護師自身及び組織が就業継続に向けた適切な行動や支援の方向性を見いだすことに貢献することが期待される。令和5年度は、アセスメントツール開発に向けた妥当性検討のための変数と測定方法の検討、困難への対処指針作成に向けて、先行研究が解明した困難と困難への対処の対応の分析、中高年看護師の業務上の困難と困難への対処の適切性に関する文献に基づく検討に取り組んだ。今後、アセスメントツールの作成とパイロットスタディの実施、困難への対処指針の作成に向けては、分析結果に基づく個人としての適切な対処の内容の明確化を行う。
|
現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
3: やや遅れている
理由
令和5年度は、アセスメントツール開発に向けた妥当性検討のための変数と測定方法の検討、困難への対処指針作成に向けて、先行研究が解明した困難と困難への対処の対応の分析、中高年看護師の業務上の困難と困難への対処の適切性に関する文献に基づく検討に取り組んだ。アセスメントツールの質問項目作成と尺度化、および内容的側面の検討のための専門家会議は実施できなかった。
|
今後の研究の推進方策 |
令和6年度は、アセスメントツールの作成とパイロットスタディの実施、困難への対処指針の作成に向けては、分析結果に基づく個人としての適切な対処の内容の明確化を行う。
|