研究課題/領域番号 |
23K09925
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分58060:臨床看護学関連
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研究機関 | 山形大学 |
研究代表者 |
西村 結花 山形大学, 医学部, 助教 (80884840)
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研究分担者 |
古瀬 みどり 山形大学, 医学部, 教授 (30302251)
松浪 容子 山形大学, 医学部, 助教 (60361268)
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研究期間 (年度) |
2023-04-01 – 2027-03-31
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研究課題ステータス |
交付 (2023年度)
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配分額 *注記 |
4,680千円 (直接経費: 3,600千円、間接経費: 1,080千円)
2026年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2025年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2024年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2023年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
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キーワード | 変形性股関節症 / 尺度開発 / セルフマネジメント / 保存療法 / 運動器看護 |
研究開始時の研究の概要 |
進行性の慢性疾患である変形性股関節症(Hip osteoarthritis;以下、HOA)患者の手術療法までの期間を延伸するには、保存療法中の患者自身によるセルフマネジメントが重要である。しかし、保存療法中の自己管理方法は未整備で、患者間の情報交換に依存している。 申請者は、HOA患者に求められるセルフマネジメントを具体的にとらえた評価尺度を活用することで、医療者間・患者-医療者間の協働が促進されると考えた。本研究では、HOA患者の保存療法中のセルフマネジメント自己評価尺度を開発し、信頼性・妥当性・活用可能性を明らかにすることを目指す。
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研究実績の概要 |
本研究の目的は、進行性の慢性疾患である変形性股関節症( Hip osteoarthritis;以下、HOA)患者のセルフマネジメント評価尺度の開発することである。 研究の目標は以下の3つである。研究1)概念分析により「HOA患者の保存療法中のセルフマネジメント」を明らかにする。研究2)尺度原案を作成し、表面妥当性・内容妥当性の検討によって評価尺度の修正を行う。研究3)本調査により「HOA患者のセルフマネジメント評価尺度」の信頼性・妥当性・活用可能性を明らかにする。 2023年度の研究実績の概要は、以下の通りである。 研究1)海外文献43文献を対象にWalker&Avantの概念分析方法を用いて、HOA患者の保存療法中のセルフマネジメントの属性・先行要件・帰結、定義が抽出された。この結果は、2023年の26th East Asian Forum of Nursing Scholarsへのポスター発表および、日本看護科学会誌に投稿した。 研究2)研究1)で明らかにした定義および属性のコードをもとに、尺度の質問項目原案77項目を作成した。その後、内容妥当性の検討のために医療者11名・患者5名を対象に内容妥当性指数を用いた分析を行い、42項目に精選した。その後、表面妥当性の検討として、HOA患者5名を対象にプレテストを実施した。最終的に、質問項目原案4項目の表現を一部修正した。この結果は、2024年の27th East Asian Forum of Nursing Scholarsでポスター発表を行った。 研究3)HOA患者を対象としたアンケート調査を開始している。300名を目標とし、200例のアンケートの回収が完了している。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
2: おおむね順調に進展している
理由
2023年度に予定していた研究計画はおおむね実施が終了しているため。
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今後の研究の推進方策 |
2024年度は、研究3)のアンケート調査およびアンケートの回収を継続する。その後、データ分析を行い、内的整合性の検討、構成概念妥当性の検証として探索的因子分析を行う。また、開発尺度の活用可能性と、自己効力感との関連についても分析を行う予定である。
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