研究課題/領域番号 |
23K09927
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分58060:臨床看護学関連
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研究機関 | 新潟大学 |
研究代表者 |
坂井 さゆり 新潟大学, 医歯学系, 教授 (40436770)
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研究期間 (年度) |
2023-04-01 – 2027-03-31
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研究課題ステータス |
交付 (2023年度)
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配分額 *注記 |
4,810千円 (直接経費: 3,700千円、間接経費: 1,110千円)
2026年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2025年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2024年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2023年度: 2,210千円 (直接経費: 1,700千円、間接経費: 510千円)
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キーワード | リビングラボ / がんサバイバー / がんサロン |
研究開始時の研究の概要 |
本研究の主題は「リビングラボを活用した新たな地域がんサロンの開発」である。2人に一人が、がんに罹患する時代において、がんサバイバーシップは益々重要になる。また、市民を主体とした地域イノベーションの仕組であるリビングラボが推進されている。リビングラボの考え方を活用した新たながんサバイバーシップを支援する場としての地域がんサロン(仮称;がんラボ)の提案は、がんサバイバーのQuality of life (QOL)を維持・向上し、医療と地域をつなぐ、新たな仕組みになると考えた。がんラボを介入とし、そこに参加するがんサバイバーのQOL評価、心身・生活機能の変化を継続評価し、場の有用性を検討する。
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研究実績の概要 |
令和5年4月~12月は「リビングラボを活用した新たな地域がんサロン(がんラボ)の有用性」非ランダム化前後比較試験の実施に向け、介入となるがんラボを実装するため、研究環境整備、研究参加者募集を行った。がんラボは、地域のクリニックの協力を得た。 初期治療を終え、状態が安定した乳がんサバイバーを対象に、2024年1月より介入研究を開始した。当初予定では、1年間を1クールとしていたが、研究参加者の脱落を考え、4か月を1クールとし、研究対象者は月1回参加した。第1クールの研究参加者の登録は1回5~6名、計11名であった。主要評価項目は、WHO-QOL値、副次評価項目は、各種身体計測値、表情、歩容、ストレス等の心理アンケート結果とした。がんラボでは、毎回話題を変え、最新乳がん治療、日常活動、栄養、リラクセーションに関するセミナーを実施し、その後がんカフェを開催した。現在、第1クールで取得した評価項目の分析を実施している。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
2: おおむね順調に進展している
理由
当初計画では、令和5年8月よりがんラボ開始の予定であったが、環境セッティング、倫理審査委員会承認の手続きにより、がんラボ開始が遅れた。しかし、令和6年1月より介入研究は研究どおり順調に進捗している。
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今後の研究の推進方策 |
令和6年度は、5月より6名の研究対象者を登録し、2クール目を実施している。9月より3クール目を開催し、解析可能な26名の登録を目指す。がんラボが順調に定例開催できるよう、引き続き研究協力者と協働する。研究の中間成果報告は、令和6年度に開催するがん看護関連学会、緩和ケア関連学会、看護工学関連学会において発表し、研究への助言を得る。
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