研究課題/領域番号 |
23K09930
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分58060:臨床看護学関連
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研究機関 | 岡山大学 |
研究代表者 |
森本 美智子 岡山大学, 保健学域, 教授 (50335593)
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研究分担者 |
梶原 右揮 岡山大学, 保健学域, 助教 (10880552)
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研究期間 (年度) |
2023-04-01 – 2027-03-31
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研究課題ステータス |
交付 (2023年度)
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配分額 *注記 |
4,680千円 (直接経費: 3,600千円、間接経費: 1,080千円)
2026年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2025年度: 520千円 (直接経費: 400千円、間接経費: 120千円)
2024年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
2023年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
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キーワード | 非がん性呼吸器疾患 / 早期緩和ケア / 障壁 / QOL / COPD / 緩和ケア |
研究開始時の研究の概要 |
慢性閉塞性肺疾患(COPD)は非がん性呼吸疾患であるが、終末期の苦痛は末期肺がん患者の苦痛に匹敵し、ときにこれを上回る。COPD患者への緩和ケアは、呼吸器看護および緩和ケアの領域において優先度の高い課題である。しかし、がんとは異なる点もあり、十分提供されていない。本研究では、臨床および在宅で直接実践に携わり、看護ケアにおいて指導的役割を持つ認定看護師を対象に、COPD患者および家族に早期緩和ケアを実施することの障壁を明らかにする。また看護師に求められる緩和ケアの実践内容を明らかにして、看護師主導の緩和ケアモデルを構築する。COPD患者への早期緩和ケアの促進、看護の質向上に寄与することを目指す。
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研究実績の概要 |
本研究は、臨床および在宅で直接実践に携わり、看護ケアにおいて指導的役割を持つ認定看護師を対象に、慢性閉塞性肺疾患(COPD)患者および家族に早期緩和ケアを実施することの障壁を明らかにし、看護師に求められる緩和ケアの実践内容の検討から看護師主導の緩和ケアモデルを構築することを目指している。 令和5年度は、早期緩和ケア提供における障壁についてアイテムプールを行い、認定看護師を対象とした調査を実施することを計画していた。COPDは非がん性呼吸疾患であるが、終末期の苦痛は末期肺がん患者の苦痛に匹敵し、COPD患者への緩和ケアは、呼吸器看護および緩和ケアの領域において優先度の高い課題である。しかし、がんとは異なる点も少なくなく、医療者側の抵抗感や自信のなさなども指摘されている。 専門看護師へのインタビューからは、「慢性疾患の場合、自分の最期を考える感覚がない」といった非がんであることからの難しさの内容や患者が高齢化しているが故の難しさの内容、「緩和ケアに対する医療者での温度差がある」といった医師や専門病院と一般病院によって医療者の考え方が異なっていることからの難しさの内容なども抽出された。 Hupceyら(2021)のがん患者における緩和ケアの障壁の分類も参考としながら、医療システムの特徴なども踏まえて内容を整理している。文献レビューとの統合を行いつつ、アイテムとして精錬させ、調査へと繋げていく。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
3: やや遅れている
理由
令和5年度は、アイテムプールを行い、認定看護師を対象とした調査を実施する予定であったが、文献レビューとの統合によるアイテムの精錬が行えておらず、調査には至らなかった。がん患者の領域では、看護師を対象とした緩和ケアに関する自信の高さを測定するツールが開発されており、新たな調査内容として検討も行っているためである。
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今後の研究の推進方策 |
研究補助者の協力も得ながら、文献レビューとの統合をすすめ、認定看護師を対象とした調査をすすめる。その調査結果から、障壁に関する実態を明らかにするとともに、関係している因子を検討し、看護師主導の早期緩和ケアモデルの構築へとすすめていく予定である。
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