研究課題/領域番号 |
23K09932
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分58060:臨床看護学関連
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研究機関 | 福島県立医科大学 |
研究代表者 |
菅野 久美 福島県立医科大学, 看護学部, 准教授 (20404890)
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研究分担者 |
加藤 郁子 福島県立医科大学, 看護学部, 講師 (00457805)
見城 明 福島県立医科大学, 医学部, 教授 (40305355)
箱崎 貴大 福島県立医科大学, 医学部, 講師 (60595429)
片桐 和子 福島県立医科大学, 看護学部, 講師 (80317627)
横塚 美恵子 福島県立医科大学, 保健科学部, 准教授 (90316430)
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研究期間 (年度) |
2023-04-01 – 2027-03-31
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研究課題ステータス |
交付 (2023年度)
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配分額 *注記 |
4,680千円 (直接経費: 3,600千円、間接経費: 1,080千円)
2026年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2025年度: 390千円 (直接経費: 300千円、間接経費: 90千円)
2024年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2023年度: 2,340千円 (直接経費: 1,800千円、間接経費: 540千円)
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キーワード | PICS / コンフォート / ICU看護 / ケアプログラム / 看護実践プログラム |
研究開始時の研究の概要 |
本研究は,集中治療後症候群(Post Intensive Care Syndrome;PICS)予防と回復促進のため,ICU入室時のみならず入院前~在宅療養まで継続する包括的ケアプログラム開発することを目的としている.特にPICS発症要因である苦痛緩和と環境調整に焦点をあて,積極的な安楽・コンフォートケアとしたプログラムを作成し,実践評価を行うこととする.これらは,研究 1:術後ICU入室した消化器がん患者のPICSの現状について実態調査,研究 2:PICS予防ケアのためのコンフォートケアプログラム作成,研究3:ケアプログラムの実践適用と適切性および有効性を検証の3段階の研究で実施する.
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研究実績の概要 |
2023年度は、術後ICU入室した消化器がん患者のPICSの現状を把握するために、下記の内容を実施した。 ① 文献レビューを行い、下記項目に先行研究結果を追加し、質問紙およびインタビューガイドを作成する。 ・ PICS:身体機能・認知機能・精神状態 それぞれPS、SF-36、EQ-5D-5L、EQ-5D-VAS SMQ などのスケールの妥当性の検討 ・ ICUでの体験:治療や日常生活ケアと苦痛の程度、インタビュー内容 ②臨床での関心および看護実際の情報収集も兼ねて、2024年2月「CNSから学ぼう・PICS予防の基本と看護実践」をテーマとしたオンラインセミナーを企画・開催した。県内外のクリティカルケア看護に関心のある看護師、学生、教員21名が参加し、PICS予防の基本について学ぶこことなった。また、臨床看護での課題やニーズについてアンケートから情報を得ることができ、本プログラム作成の参考となることが期待された。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
3: やや遅れている
理由
新型コロナウイルス感染症の5類感染症移行と重なり、臨床での具体的なデータ収集の調整が進まず、主に文献検討が中心となった。実態把握も兼ねて臨床看護師を対象としたオンラインセミナーを開催し、この中でPICS予防に関連する課題も情報として得ることができ、次年度のプログラム作成の参考としたいと考える。
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今後の研究の推進方策 |
2023年度の課題に引き続きとり組み、その内容に基づいて2024年度の計画PICS予防コンフォートケアプログラムの作成を行う予定である。
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