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中高年の男性遺族と地域社会がつながる支援モデルの開発

研究課題

研究課題/領域番号 23K09937
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
審査区分 小区分58060:臨床看護学関連
研究機関天使大学

研究代表者

横山 聖美  天使大学, 看護栄養学部, 講師 (00735392)

研究期間 (年度) 2023-04-01 – 2026-03-31
研究課題ステータス 交付 (2023年度)
配分額 *注記
1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
2025年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2024年度: 260千円 (直接経費: 200千円、間接経費: 60千円)
2023年度: 520千円 (直接経費: 400千円、間接経費: 120千円)
キーワード中高年 / 男性遺族 / 社会的孤立 / 看取り / グリーフケア / グリーフサポート / 終活
研究開始時の研究の概要

超高齢化社会の現代において、中高年の男性が配偶者や老親を看取るケースが増えている。中高年の男性遺族は、これまで地域との交流を担ってきた女性の配偶者や親を失ったことにより、ソーシャルネットワークから切り離され、死別後に社会的孤立に陥る傾向が高い。しかしながら、死別後の中高年男性遺族の支援ニードは明らかになっておらず、支援を受けられる場も少ない。そのため、本研究は、死別による社会的孤立を予防し、中高年の男性遺族に対する地域の新しいグリーフサポートの仕組みづくりと、そこに関わる人々への支援のあり方を検討する。

研究実績の概要

超高齢多死社会の現代において、中高年男性が配偶者や老親を看取る機会は増加している。そして、中高年男性遺族は地域社会との交流が希薄になり、死別後の社会的孤立に陥る可能性が高い。本研究は、中高年男性遺族の社会的孤立を予防することを目的に、中高年男性と地域社会がつながる支援のありかたを考察するものである。
初年度は、中高年男性が遺族となる前段階として、看取りや死別後の生活に関する情報を、だれから情報収集をして、どこに相談に行っているのかという点に注目し、主に相談業務にあたる職種の方へ聞き取り調査を行った。
2023年9月には、研究協力者である認定NPO法人が開催した、終活・葬送に関するパネル展にスタッフとして加わり、参加観察を行った。2024年2月には、地方都市で成年後見人制度に関わる、認定NPO法人職員、社会福祉協議会職員の方に、地方都市での相談内容、医療や福祉、民間団体との連携についてインタビューし意見交換を行うことが出来た。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

3: やや遅れている

理由

主な理由として、新型コロナウイルス感染症が5類に移行した後も、研究協力者との意見交換・情報収集のために現地に赴くことが困難な時期があったことがあげられる。
コロナ禍以前から研究代表者が開催している「支援者のための勉強会」もオンラインが中心であり、新たな研究協力者の開拓が進まなかった。年度後半から、主に相談業務を行っている方への調査を進めたが、そこから男性遺族の紹介までに至らなかった。

今後の研究の推進方策

2024年4月より「支援者のためのグリーフサポート勉強会」を対面開催し、地域でグリーフサポートを行う人たちの情報収集を行う。そこから、男性遺族の紹介につなげ、男性遺族の体験と支援ニーズの調査を行う。この活動報告は、2024年10月開催の死の臨床研究会年次大会で発表予定である。
また、今年度は男性遺族に対応する機会が多い医療・福祉関係者、葬送関係者、終活支援団体関係者など支援者向けのワークショップを企画し、地域のグリーフサポートを行う人同士のネットワークづくりを進める予定である。

報告書

(1件)
  • 2023 実施状況報告書

URL: 

公開日: 2023-04-13   更新日: 2024-12-25  

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