• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 前のページに戻る

急性期意識障害患者の意識回復に効果のある快適刺激基準の開発

研究課題

研究課題/領域番号 23K09939
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
審査区分 小区分58060:臨床看護学関連
研究機関昭和大学

研究代表者

田中 晶子  昭和大学, 保健医療学部, 教授 (90424275)

研究分担者 政岡 ゆり  昭和大学, 医学部, 准教授 (70398692)
研究期間 (年度) 2023-04-01 – 2028-03-31
研究課題ステータス 交付 (2023年度)
配分額 *注記
4,680千円 (直接経費: 3,600千円、間接経費: 1,080千円)
2027年度: 520千円 (直接経費: 400千円、間接経費: 120千円)
2026年度: 520千円 (直接経費: 400千円、間接経費: 120千円)
2025年度: 520千円 (直接経費: 400千円、間接経費: 120千円)
2024年度: 520千円 (直接経費: 400千円、間接経費: 120千円)
2023年度: 2,600千円 (直接経費: 2,000千円、間接経費: 600千円)
キーワードタッチング / 呼吸 / 快適性 / 意識障害患者 / 快適刺激 / 心拍 / 脳波
研究開始時の研究の概要

申請者は挑戦的萌芽研究でさする刺激は快感情を高める刺激であり呼吸数に有意な差を見出した。次の基盤C研究では、意識障害患者の呼吸数を変化させ、双極子追跡法で脳内帯状回の賦活化が認められた。次の基盤C研究では、快感物質であるオキシトシンが有意に上昇した。この事から快刺激は、呼吸を変化させ脳の賦活化を促進させる刺激であると考えた。そこで今回は、脳を賦活する快刺激として、触覚・嗅覚・聴覚刺激を与え、主として呼吸の変化で判定する。即ち意識障害患者の言葉に出来ない情動を「呼吸」を指標として理解し、個々に応じた快刺激や快適なケアを提供する事で、急性期意識障害患者の意識回復に役立てる事を目的とする。

研究実績の概要

快刺激は、呼吸を変化させ脳の賦活化を促進させる刺激であると考えた。そこで今回は、脳を賦活する快刺激として、触覚に嗅覚・聴覚刺激も加え快刺激の程度は主として呼吸の変化で判定する。即ち意識障害患者の言葉に出来ない情動を「呼吸」を指標として理解し、個々に応じた快刺激や快適なケアを提供する事で急性期意識障害患者の意識回復に役立てる事を目的とする。今年度被験者は成人期・老年期の健常者30名程度とし、触覚・嗅覚・聴覚の刺激をそれぞれ数分間ずつ計画的に実施し、情動の評価として呼吸機能は、ポータブル・レスピトレース装置(米国A.M.I社,サニタ商事)で、一回換気量や肺気量、吸気・呼気時間を測定・解析する。脳波は簡易脳波計ブレインプロ (FM-939)を用いて測定・解析する。オキシトシンやコルチゾールのストレス活物質を唾液から採取し分析は外注する。心拍数は、心拍ゆらぎリアルタイム解析(MemCalc/Tarawa)を用いて測定・解析する。心理尺度は、STAI(State-Trait Anxiety Inventory)VAS(Visual Analogue Scale)で測定する予定であった。しかしポータブル・レスピトレース装置が換気量や肺気量を測定する際かなりの誤差があることが明らかになった為、どのような方法で快適基準を測定するとより簡便で明確な基準が得られるかを、文献検討および学会に参加し調査した。
文献レビュー及び諸学会に参加した結果、快適刺激を測定する方法として、呼吸数を測定する簡易な機器以外に指尖脈波や末梢血流を測定する方法もあることが明らかになった。
来年度は、この結果から、簡便に測定できる指尖脈波の機器購入し、研究倫理を申請して健常者で実施していく予定である。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

4: 遅れている

理由

今年度呼吸機能は、ポータブル・レスピトレース装置(米国A.M.I社,サニタ商事)で、一回換気量や肺気量、吸気・呼気時間を測定・解析する予定であった。しかしこの装置の測定に誤差がでることが明らかになった為、購入を取りやめ、研究結果にあった測定機器を見付けるのに時間を用し、研究倫理の申請ができなかった。

今後の研究の推進方策

今年度購入予定であった一回換気量や肺気量、吸気・呼気時間を測定・解析できるポータブル・レスピトレース装置(米国A.M.I社,サニタ商事)は、測定に誤差がでることが明らかになった為購入を取りやめた。来年度は今年度検討した機器を購入し、健常者で実験を実施する予定である。

報告書

(1件)
  • 2023 実施状況報告書

URL: 

公開日: 2023-04-13   更新日: 2024-12-25  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi