| 研究課題/領域番号 |
23K09963
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| 研究種目 |
基盤研究(C)
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| 配分区分 | 基金 |
| 応募区分 | 一般 |
| 審査区分 |
小区分58060:臨床看護学関連
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| 研究機関 | 宮崎県立看護大学 |
研究代表者 |
葛島 慎吾 宮崎県立看護大学, 看護学部, 講師 (20759419)
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| 研究分担者 |
田井 雅子 高知県立大学, 看護学部, 教授 (50381413)
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| 研究期間 (年度) |
2023-04-01 – 2026-03-31
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| 研究課題ステータス |
交付 (2024年度)
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| 配分額 *注記 |
4,030千円 (直接経費: 3,100千円、間接経費: 930千円)
2025年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2024年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2023年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
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| キーワード | セルフコンパッション / 精神障害者 / 看護実践モデル |
| 研究開始時の研究の概要 |
近年、精神障害者の地域移行が推進されているが、精神障害者の地域生活は困難なことが多い。なぜなら、精神障害が影響した社会性の低下やスティグマ・セルフスティグマといった問題があるからである。このような問題に対応する概念として、自分自身への批判的な感情に対して、優しさを持って向き合い、自分自身をありのままに認めることにつながるセルフコンパッションがある。セルフコンパッションを高める方法として介入プログラムが一般的であるが、日々の生活に着目する看護実践はより柔軟な対応を可能とする。以上を踏まえ、本研究は、精神障害者のセルフコンパッションを高める看護実践モデルの開発を最終目的とする。
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| 研究実績の概要 |
本研究は、精神障害者のセルフコンパッションを高める看護実践モデルの開発を目的としている。 本年度は、精神障害者のセルフコンパッションを高める看護実践について検討を重ね、精神障害者の脆さに寄り添う他者として関係を築きつつ、根底にある思いに共に近づくことで、他者とは別に存在する自己を確認できるように支援していく【脆さへの寄り添いを通して自己を確認できるように導く】、精神障害者が良い自己も悪い自己も含めた全体的な自己と向き合うことができるようにそれとなく働きかけていく【自己と向き合えるように仕向ける】、精神障害者が苦しい状況に囚われて自己批判に至らない視点を育てる【苦しさに囚われない視点を育てる】、精神障害者がありたい姿とはずれがある現状を自分ごととして考え自ら行動していくことにつなげる【ありたい姿に近づく行動へと動機づける】、社会の中で自分も他者も意識した行動を自ら起こせるように環境の調整をして行動を促していく【その人らしく社会とつながる行動を後押しする】等の看護実践へと整理した。 また、これまでの成果と関連文献の検討を通して、看護実践モデル案の構築を進めてきた。この中で、看護師は精神障害者のセルフコンパッションを高めるために、患者が関わる社会が現実であるかどうかに関わらず他者との関係をつなぎ止めることで自己の存在を確かめられるようにすること、患者が自己の良い部分に意識が向くように関わることで良い自己の体験と感情の結びつきを強めること、精神障害者と他者や社会とのほどよい距離を見定めてつなぐこと等が重要であると考えられた。 今後は、看護実践モデル案を実際に看護師に活用してもらい、より現場で使いやすいモデルへと発展させていく予定である。
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| 現在までの達成度 |
現在までの達成度
4: 遅れている
理由
看護実践モデル(案)の作成に想定以上の時間を要しており、研究倫理審査の申請が予定より遅れているため、看護師への看護実践モデル(案)活用依頼にはまだ着手できていない。
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| 今後の研究の推進方策 |
今年度前半には、看護実践モデル(案)を定め、看護師への看護実践モデル(案)の活用を依頼する。また、今年中には、看護実践モデル(案)を活用した感想や気づき、利便性、患者の変化等に関するインタビューを行えるように、研究分担者との定期的な意見交換を進めていく。
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