研究課題/領域番号 |
23K09964
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分58060:臨床看護学関連
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研究機関 | 福島県立医科大学 |
研究代表者 |
有永 洋子 福島県立医科大学, 看護学部, 博士研究員 (90620667)
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研究分担者 |
各務 竹康 福島県立医科大学, 医学部, 准教授 (20452550)
佐藤 冨美子 福島県立医科大学, 看護学部, 教授 (40297388)
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研究期間 (年度) |
2023-04-01 – 2026-03-31
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研究課題ステータス |
交付 (2023年度)
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配分額 *注記 |
4,550千円 (直接経費: 3,500千円、間接経費: 1,050千円)
2025年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2024年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2023年度: 2,470千円 (直接経費: 1,900千円、間接経費: 570千円)
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キーワード | 乳がん / リンパ浮腫 / セルフケア教育 / オンライン介入 / 無作為化比較試験 / 運動 / オンラインリクルート / 乳がん関連リンパ浮腫 / 運動療法 / セルフケア / オンライン教育 |
研究開始時の研究の概要 |
乳がん関連リンパ浮腫に対する運動療法のエビデンスが増加している.2019年の乳がん関連リンパ浮腫に対するラジオ体操を含む10分間のセルフケアプログラム第二相無作為化比較試験で,プログラムの有効性が示唆された.しかし,対象者に一対一で教育介入はコストがかかること,新型コロナウィルスの影響による遠隔ケアの必要性から本研究は,①乳がん関連リンパ浮腫症状のある患者に対してオンラインで学修できるラジオ体操を含むセルフケアプログラム教材を開発し,②この教材を使いオンライン学修を行う介入群と標準ケアを行う対照群のリンパ浮腫症状とセルフケアアドヒアランスの6か月後の変化を比較する.
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研究実績の概要 |
乳がん関連リンパ浮腫は乳がん患者のQOLに影響する難治性の病態であり,複合的理学療法を中心とするリンパ浮腫予防・管理のためのセルフケアが重要である.特に運動のリンパ浮腫予防,管理効果のエビデンスが近年増えているが,日本では運動に関する具体的な指導を行う施設は限られており,運動に対する患者のアドヒアランスの状況も明らかではない.以前私たちが実施した運動を主体とするセルフケア教育はリンパ浮腫緩和効果の可能性が示唆されたが,対象者に一対一で教育介入はコストがかかること,また,新型コロナウィルスの影響による遠隔ケアの必要性から本研究は,①乳がん関連リンパ浮腫症状のある患者に対してオンラインで学修できる運動中心のセルフケア教育プログラム教材を開発し,②このオンライン教材を使ったセルフケアを行う介入群と標準的なオンラインセルフケア教育のみの対照群のリンパ浮腫症状,健康関連QOL,セルフケアアドヒアランスの6か月後の変化を比較するパイロット無作為化比較試験である. 2023年度は①乳がん関連リンパ浮腫症状のある患者に対してオンラインで学修できる運動中心のセルフケア教育プログラム教材を開発を目標とし,ウェブサイト作成(ランディングページ,仮登録ページ,研究説明および同意書ページ,介入群・対照群それぞれに対する会員制教育サイト),また,運動インストラクターによる指導動画および標準ケア動画,その他オンライン研究ツール(質問紙)などを作成した. また,対象者募集を実施する方法について文献レビューを行いオンラインでの広告の枠組みを作成した.
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
2: おおむね順調に進展している
理由
初年度は、介入プログラムを完成させることを目標にしており,教育動画やサイト作成を行い,おおむね予定通りに経過した.
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今後の研究の推進方策 |
2024年度は研究参加者をオンライン広告で全国的に募集し,教育介入実験を開始する. また,研究プロトコルの投稿を計画している.
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