研究課題/領域番号 |
23K09966
|
研究種目 |
基盤研究(C)
|
配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分58060:臨床看護学関連
|
研究機関 | 慶應義塾大学 |
研究代表者 |
杉本 美希 慶應義塾大学, 看護医療学部(信濃町), 助教 (70972909)
|
研究分担者 |
矢ヶ崎 香 慶應義塾大学, 看護医療学部(信濃町), 教授 (80459247)
|
研究期間 (年度) |
2023-04-01 – 2026-03-31
|
研究課題ステータス |
交付 (2023年度)
|
配分額 *注記 |
4,550千円 (直接経費: 3,500千円、間接経費: 1,050千円)
2025年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2024年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
2023年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
|
キーワード | がん看護 / 非ホジキンリンパ腫 / 悪性リンパ腫 / アンメットニーズ / 生活の質 / 健康関連の生活の質 |
研究開始時の研究の概要 |
再発・難治性の非ホジキンリンパ腫患者は、倦怠感、不眠、下痢などの身体症状、抑うつ、不安、退職や労働生産性の低下などを経験しており、健康関連の生活の質(HRQOL)の低下が指摘されている。HRQOLを維持して生活するために、患者のニーズに対応した継続的な支援が必要だが、再発・難治性の非ホジキンリンパ腫患者のアンメットニーズは明らかになっていない。そのため本研究は、再発・難治性の非ホジキンリンパ腫患者のHRQOLを向上する支援の基盤を作成するために、再発・難治性の非ホジキンリンパ腫患者のⅠ.アンメットニーズとHRQOLの特徴、関連を明らかにし、Ⅱ.HRQOLの向上に繋がるケアモデルの構築を目指す。
|
研究実績の概要 |
本研究の目的は、再発・難治性の非ホジキンリンパ腫患者の健康関連の質(HRQOL)を向上するために、患者のニーズに沿ったケアを行う基盤を作成することである。 2023年度~2024年度は、再発・難治性の非ホジキンリンパ腫患者のアンメットニーズと健康関連の生活の質(HRQOL)の特徴、および、アンメットニーズとHRQOLの関連を明らかにすることを目的とし、ミックスドメソッドの収斂的デザインによる調査を実施している。2023年5月~2024年3月に、再発もしくは難治性のインドレントリンパ腫に対し治療を受けたことがあり、外来通院している18歳以上の者を対象に、質問紙調査と半構造化面接によるインタビュー調査を行った。質問紙調査は50名を登録し、対象者の平均年齢は72.42歳(標準偏差:9.72)、性別の割合は男性48%、女性52%であった。インタビュー調査は、質問紙調査に参加した者の中から20名を登録し、対象者の平均年齢は72.75歳(標準偏差7.40)、性別の割合は男性50%、女性50%であった。質問紙調査は統計解析、インタビュー調査はBraun V & Clarke Vの再帰的テーマ分析に基づき分析をすすめている。 今後は、質問紙調査およびインタビュー調査の結果の分析を進め、結果を統合し、再発・難治性の非ホジキンリンパ腫患者のアンメットニーズとHRQOLについて考察を行い、論文作成を進める予定である。
|
現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
2: おおむね順調に進展している
理由
予定に基づき、倫理審査の承認を得てデータ収集を開始した。データ収集は継続して行い、2024年3月までに終了し、同時に分析もすすめている。
|
今後の研究の推進方策 |
今後は、分析を継続して行い、論文投稿に向け執筆を進める。さらに、再発・難治性の非ホジキンリンパ腫患者のアンメットニーズとHRQOLの特徴、アンメットニーズとHRQOLの関連についての結果を踏まえ、HRQOLの向上に繋がるケアモデルの構築に向けて文献検討をすすめる。
|