研究課題/領域番号 |
23K09976
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分58060:臨床看護学関連
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研究機関 | 東京大学 |
研究代表者 |
加藤 明日香 東京大学, 大学院医学系研究科(医学部), 助教 (60756360)
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研究期間 (年度) |
2023-04-01 – 2028-03-31
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研究課題ステータス |
交付 (2023年度)
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配分額 *注記 |
4,680千円 (直接経費: 3,600千円、間接経費: 1,080千円)
2027年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2026年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2025年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2024年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2023年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
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キーワード | 2型糖尿病 / スティグマ / 教材 / 効果検証 |
研究開始時の研究の概要 |
本研究の目的は、私たちが開発した、2型糖尿病患者のための「セルフスティグマ低減」教材を、どのように日常診療に組み込み、介入効果を得ることができるのか、同教材の介入効果と実装アウトカムを同時に測定するハイブリッドデザインにより、実装戦略の開発を行うことである。これにより、いままで十分に改善できなかった治療に取り組むために必要となる患者自身の積極性を、エビデンスに基づいた介入によって支援することができ、新しい糖尿病療養指導として、臨床現場に実装し、根付かせていくことにつながると考える。
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研究実績の概要 |
本研究課題は、私たちが開発した、2型糖尿病患者のための「セルフスティグマ低減」教材(平成27~28年度文部科学省科学研究費補助金「研究活動スタート支援」(15H06910)研究代表者:加藤明日香)を、今後の臨床応用へと発展させるため、同教材の効果を検証し、さらにその実装戦略を開発することを目的とする。計画している具体的な研究項目は、主に3部から構成されており、①2型糖尿病患者を対象として、ランダム比較介入研究を実施することにより「セルフスティグマ低減」教材の効果を検証する。さらに、同教材の実装戦略を開発するため、②ランダム比較介入研究に従事した医療従事者を対象として、半構造化グループインタビューを実施し、介入実施の際の臨床現場における阻害・促進要因を明らかにし、また、③同教材の介入を必要とする2型糖尿病患者を、臨床現場において簡便に同定できるよう「セルフスティグマ尺度」の短縮版を開発することである。
令和5年度は、研究項目の第1部である、①2型糖尿病患者を対象として、「セルフスティグマ低減」教材の効果を、多施設共同並行群間ランダム比較介入研究によって検証するため、4施設合同でプロトコルを作成した。さらに、東京大学を主たる研究機関とした多施設共同研究の一括審査を依頼するため、東京大学医学部倫理委員会に研究計画書とその申請書類を提出した。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
2: おおむね順調に進展している
理由
当初の計画どおり、多施設共同並行群間ランダム比較介入研究について、4施設合同でプロトコルを作成し、東京大学を主たる研究機関とした多施設共同研究の一括審査として、東京大学医学部倫理委員会に研究計画書とその申請書類を提出することができた。
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今後の研究の推進方策 |
東京大学医学部倫理委員会の研究実施の承認を受けた上で、各施設から実施許可を得た後、研究計画書に定めたとおり、多施設共同並行群間ランダム比較介入研究を順次実施していく予定である。
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