研究課題/領域番号 |
23K09979
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分58060:臨床看護学関連
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研究機関 | 広島大学 |
研究代表者 |
澤渡 浩之 広島大学, 医系科学研究科(保), 助教 (30757034)
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研究期間 (年度) |
2023-04-01 – 2027-03-31
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研究課題ステータス |
交付 (2023年度)
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配分額 *注記 |
4,680千円 (直接経費: 3,600千円、間接経費: 1,080千円)
2026年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2025年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2024年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2023年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
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キーワード | 睡眠呼吸障害 / 持続陽圧呼吸療法 / コンプライアンス / CPAP |
研究開始時の研究の概要 |
本邦において睡眠時無呼吸治療に対する持続陽圧呼吸療法(CPAP)の適応者は年間40万人を超え、増加の一途を辿っている。適切なコンプライアンスを保たれていた患者は、CPAP開始後6ヶ月で50%を下回る。本研究は、CPAP治療患者を追跡調査し、睡眠時無呼吸サブタイプとCPAPコンプライアンスとの関連を明らかにする。本研究は、睡眠時無呼吸サブタイプを考慮した看護師によるCPAP継続の為の早期介入を可能にするための基盤を確立することを目的とする。
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研究実績の概要 |
本邦において睡眠呼吸障害の治療に対する持続陽圧呼吸療法の適応者は年間40万人を超え、現在も増加の一途を辿っている。しかしながら、現状として適切なコンプライアンスを保たれていた患者は、持続陽圧呼吸療法開始後6ヶ月で50%を下回る。本研究は、持続陽圧呼吸療法患者を長期的に調査し、睡眠呼吸障害のサブタイプと持続陽圧呼吸療法に対するコンプライアンスとの関連を明らかにする。本研究は、睡眠呼吸障害のサブタイプを考慮した看護師による持続陽圧呼吸療法継続を目指した早期介入を可能にするための基盤を確立することを目的とする。該当年度においては、本研究の対象施設となる病院にて本研究を実施するにあたって、対象施設の倫理委員会の承認を得た。承認を得たのち、睡眠呼吸障害の診断を受け、睡眠呼吸障害の重症度を判断するためのType-1のポリソムノグラフィー、鼻腔内の通気状態の判断に必要な鼻腔通気度検査及び睡眠呼吸障害に対する持続陽圧呼吸療法を始めた対象者をリクルートした。なお、良いCPAPコンプライアンスの基準は診療ガイドラインに準じて①1日の平均使用時間≧4時間かつ②1ヵ月使用日数≧70%とした。現在、合計で11名(男性:7名、平均年齢:61.5歳、ボディーマス指数:28.5 kg/m2)の睡眠呼吸障害を持つ外来通院中の患者をリクルートした。今後もリクルート患者数の増加を目指していく。同時に、リクルート済みの患者に関しては、定期的にフォローアップし、持続陽圧呼吸療法治療中止に関する要因の探索を行う。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
2: おおむね順調に進展している
理由
当初の予定通り、倫理委員会の承認を受け、患者のリクルートを開始することが出来たため。
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今後の研究の推進方策 |
来年度も、本年度同様にCPAPコンプライアンスに関する患者の層別化を図るために、フォローを行ない情報の収集を行う。今後もリクルート患者数を増加させ、目標患者数に達することを目指す。来年度末には、プレリミナリーデータを出すことを目標とする。
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