• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 前のページに戻る

がん患者の免疫力アップを目指す口腔ケアプログラムの作成と実施の試み

研究課題

研究課題/領域番号 23K09980
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
審査区分 小区分58060:臨床看護学関連
研究機関山口大学

研究代表者

齊田 菜穂子  山口大学, 大学院医学系研究科, 教授 (00279233)

研究分担者 原田 耕志  山口大学, 大学院医学系研究科, 講師 (60253217)
紙谷 恵子  山口大学, 大学院医学系研究科, 助教 (70807081)
江藤 亜矢子  山口大学, 大学院医学系研究科, 講師 (80403666)
大神 綾夏  山口大学, 大学院医学系研究科, 助教 (80934827)
研究期間 (年度) 2023-04-01 – 2027-03-31
研究課題ステータス 交付 (2023年度)
配分額 *注記
4,680千円 (直接経費: 3,600千円、間接経費: 1,080千円)
2026年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2025年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2024年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2023年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
キーワード口腔ケア / がん患者 / 免疫力 / プログラム / 免疫力アップ
研究開始時の研究の概要

がん患者は、がん化学療法の副作用の一つである口腔粘膜炎を起こすことで栄養摂取能力が下がり,感染症への危険性が高まり,治療存続が困難となる。口腔粘膜炎予防のための口腔ケアは全国的に統一されておらず,不十分な状況にある。本研究では,がん患者の治療と自律した日常生活の継続のために,がん患者の免疫力を高める効果を持続させ,看護師の業務も考慮した口腔ケアプログラムを作成し,検証することを目的とする。

研究実績の概要

がん化学療法による副作用の一つである口腔粘膜炎は,全化学療法患者の40%以上に発症している。口腔粘膜炎を起こすことで栄養摂取能力が下がり,体力さらには免疫力の低下が生じ,感染症への危険性が高まり,治療存続が困難となり,そしてQOLが低下する。感染予防や症状緩和を目的とする口腔粘膜炎予防のための口腔ケアは全国的に統一されておらず,看護師任せのため,実施率は低く,また患者任せになりがちでもあり,口腔ケアは不十分な状況にある。
本研究では,がん患者の免疫力を高める効果を持続させ,看護師の業務に取り入れられる口腔ケアプログラムを作成,検証することを目的としている。
この研究は4年計画で実施し、前半の2年間で,口腔ケアの要件整理とがん患者への口腔ケア実態の調査分析を実施し,後半は口腔ケアプログラムの作成と評価,普及に取り組む。2023年度と2024年度は、口腔ケアの要件整理とがん患者への口腔ケア実態の調査分析を実施の予定である。
2023年度は主に、過去の論文等で発表されている口腔ケアやがん患者を対象とした口腔ケアに関するガイドライン等を収集し、それをもとに看護師へのがん患者への口腔ケア指導に関する現状調査やがん患者への口腔ケアの現状をアンケート等を用いて実施することであった。看護師によるがん患者への口腔ケア指導に関するアンケートの作成が遅れたため、現在、調査に関して倫理審査を通過し、山口大学医学部附属病院へは依頼し、実施中である。九州大学病院は依頼中である。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

3: やや遅れている

理由

2023年度は主に、過去の論文等で発表されている口腔ケアやがん患者を対象とした口腔ケアに関するガイドライン等を収集し、それをもとに看護師へのがん患者への口腔ケア指導に関する現状調査とがん患者の口腔ケアの現状をアンケートを用いて調査の予定であった。看護師によるがん患者への口腔ケア指導に関するアンケートの作成が遅れたため、現在、調査に関して倫理審査を通過し、山口大学医学部附属病院へは依頼し、実施中である。九州大学病院は依頼中である。この後、がん患者へのアンケート調査を行う予定である。

今後の研究の推進方策

看護師を対象とした現状調査後、化学療法を受けているがん患者にも口腔ケアについて調査を実施する。調査の結果、患者側の課題を整理する。また粘膜保護の要件を整理し、日常的ケアと専門家を必要とするケアとに整理する。

報告書

(1件)
  • 2023 実施状況報告書

URL: 

公開日: 2023-04-13   更新日: 2024-12-25  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi