研究課題/領域番号 |
23K09982
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分58060:臨床看護学関連
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研究機関 | 札幌医科大学 |
研究代表者 |
澤田 いずみ 札幌医科大学, 保健医療学部, 教授 (50285011)
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研究分担者 |
小川 賢一 札幌医科大学, 保健医療学部, 助手 (10912511)
原田 由香 札幌保健医療大学, 保健医療学部, 准教授 (00464694)
石川 幸代 西武文理大学, 看護学部, 教授 (30449988)
道信 良子 福井県立大学, 看護福祉学部, 教授 (70336410)
原田 瞳 西武文理大学, 看護学部, 講師 (90720847)
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研究期間 (年度) |
2023-04-01 – 2027-03-31
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研究課題ステータス |
交付 (2023年度)
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配分額 *注記 |
4,550千円 (直接経費: 3,500千円、間接経費: 1,050千円)
2026年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2025年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2024年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2023年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
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キーワード | 応援 / 精神障害をもつ親 / 実践知 / ネットワーク支援 / 協同創造 / 精神疾患をもつ親 / ネットワーク |
研究開始時の研究の概要 |
精神科医療機関でのメンタルヘルス問題を抱える親とその子どもへの支援ニーズが高まっており,特に,親子と社会との繋がりをどのように構築できるかは重要な探求課題である.本研究は,応援を保健医療の分野における新たな包括的なアプローチと捉え,その実践知を探求する研究である.精神疾患をもつ親とその子どもが自分らしくあることを支え,地域に繋がる仲間を増やすことを目指す“応援型精神科ショートケア”の開設に向けて,支援者・当事者に面接調査を行い,双方の視点から“応援”の実践知を明らかにすることを目的としている.
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研究実績の概要 |
今年度は、研究全体の計画を確定し、倫理審査申請を行うこと、精神疾患をもつ親の支援・応援への看護職の認識・実践について質問紙調査を実施することであった。その実施にあたり、質問紙作成のための予備調査として、先行研究で実施した応援概念モデルに関わる講習会、ならびに、精神科デイケアでの子育てセミナーの評価を行い、応援概念の妥当性を検討した。 1.応援講習会の評価 精神疾患を持つ親の支援に関わる関係者を対象とした応援の概念モデルについての講習会で得られた認識調査の結果から、応援概念の妥当性について分析した。講習会は、浦河町の子育て支援関係者、精神看護専門看護師、精神障害者家族会会員を対象に行い、応援概念の支援との相違性、定義の妥当性、応援概念の有用性について自記式質問紙にて尋ねた。筆者らの示した定義の妥当性は6~8割の回答者から支持された。有用性として提示した当事主体、個別性の強調、仲間が増える、自分らしさを大切にできる、新たな関係が促進されるについては、8から9割の回答者から指示され、応援の概念は概ね妥当であると考えられた。一方で自由記載には、支援者本位となる可能性、応援まで至れない場合があることが指摘され、応援が応援として成り立つためには、当事者の主体性の発動が求められ、対話が不可欠であることが示された。 2.デイケアにおける子育てセミナーの評価 先行研究で応援概念の実装として試行的に実践した精神科デイケアの応援子育てセミナーについて、その成果をまとめ、国際学会にて報告した。親のみでなく、デイケアメンバーを対象としたセミナーは、親を含む参加者の子育てにおける気づきと取り組み意欲を高めたことが示された。共感性を広め仲間を増やすという応援概念の実装レベルでの有効性が示唆されたと考えられた。これらの成果をもとに、質問紙を完成させ、調査を行う予定である。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
3: やや遅れている
理由
質問紙調査のおいて、応援概念にかかわる認識を問う質問の設定のため、妥当性の検証に時間を要したため。
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今後の研究の推進方策 |
応援概念の妥当性に関わるこれまでの調査結果の分析を終えることができ、質問内容を精査している段階である。質問紙はほぼ完成しており、倫理審査終了後、調査を実施する。令和6年度は並行して、面接調査を進める予定である。
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