研究課題/領域番号 |
23K09991
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分58060:臨床看護学関連
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研究機関 | 東京慈恵会医科大学 |
研究代表者 |
中村 英輝 東京慈恵会医科大学, 医学部, 助教 (90885534)
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研究分担者 |
清水 栄司 千葉大学, 大学院医学研究院, 教授 (00292699)
勝嶋 雅之 帝京平成大学, 健康医療スポーツ学部, 講師 (10720823)
大川 翔 千葉大学, 子どものこころの発達教育研究センター, 特任研究員 (40867214)
小谷野 康子 東京慈恵会医科大学, 医学部, 教授 (50307120)
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研究期間 (年度) |
2023-04-01 – 2026-03-31
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研究課題ステータス |
交付 (2023年度)
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配分額 *注記 |
3,640千円 (直接経費: 2,800千円、間接経費: 840千円)
2025年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2024年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2023年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
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キーワード | ヤングケアラー / 家族支援 / 精神保健 / ICT / 認知行動療法 / 精神看護 |
研究開始時の研究の概要 |
精神疾患の親をもつ若年成人(18歳から39歳を指す)は、複雑な家庭環境やストレスへの脆弱性などが起因となり、一般的な集団と比較して、精神疾患の症状を示すリスクが 3~7倍高く、33%が重度な精神疾患を発症することが明らかとなっている。 欧米では精神疾患の親をもつ若年成人に対して、精神的負担の軽減を目的とした心理教育の有効性が示唆されているが、本邦ではプログラムの開発や介入研究は行われていない。 本研究では、精神疾患の親をもつ若年成人に対して遠隔心理教育プログラムを開発し、その有効性をランダム化比較試験で明らかにすることを目的とする。
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研究実績の概要 |
本研究では、精神疾患の家族を持つ若者ケアラー(18歳-39歳)に対する家族心理教育プログラムを開発し、サポートを受ける環境や機会が乏しい若者ケアラーに対して、従来の対面での面接ではなく、ビデオ会議システムを介した遠隔家族心理教育(vFaPE)の有効性および実現可能性を検討することが最終目標である。 研究計画初年度である令和5年度では、第一に精神疾患の家族を持つ若者ケアラーへの心理社会的介入の効果について先行研究の文献レビュー(後にシステマチックレビュー論文を作成する予定)を行った。第二に文献レビューの結果および既存の心理教育プログラムを参考に、うつ病の家族を持つ若者ケアラーに対する家族心理教育プログラムを開発した。プログラム内容を支援者側だけでなく、複数名の当事者側(若者ケアラー)からの意見を取り入れ、全4回で構成されている。第三にビデオ会議システムを用いて本プログラムの有効性および実現可能性(受容性・安全性等)を検証するためのパイロット・シングルアーム試験を計画し、東京慈恵会医科大学倫理委員会の承認(35-382(12019))を得て予備試験を開始した。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
2: おおむね順調に進展している
理由
研究計画初年度は、計画していた文献レビュー、プログラムの開発、予備試験を開始することができた。
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今後の研究の推進方策 |
関連医療機関や当事者会、共同研究者と連携を図りながら研究協力者のリクルートを進めていく。
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