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モニタリング手帳の活用による対話型糖尿病医療に向けたアクションリサーチ

研究課題

研究課題/領域番号 23K09992
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
審査区分 小区分58060:臨床看護学関連
研究機関日本赤十字看護大学

研究代表者

細野 知子  日本赤十字看護大学, 看護学部, 准教授 (00815615)

研究分担者 杉山 庸子 (井花庸子)  国立研究開発法人国立国際医療研究センター, その他部局等, 医師 (20838651)
海老田 大五朗  新潟青陵大学, 福祉心理子ども学部, 教授 (50611604)
由井 真波  成安造形大学, 芸術学部, 教授 (70938612)
研究期間 (年度) 2023-04-01 – 2028-03-31
研究課題ステータス 交付 (2023年度)
配分額 *注記
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2027年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2026年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2025年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2024年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2023年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
キーワード糖尿病 / セルフモニタリング / 血糖自己測定 / アクションリサーチ / パーソナルヘルスレコード / 患者が作成する健康データ / 現象学的研究 / 患者中心医療 / ヘルスコミュニケーション
研究開始時の研究の概要

糖尿病手帳をつける経験を通じて手帳のセルフモニタリング効果とコミュニケーション効果が明らかになった(2018科研費若手、18K17490、細野)。本研究は、その手帳を糖尿病医療現場で使用して効果を確立するアクションリサーチである。本研究では、糖尿病患者が、自身の注目するヘルスデータ・日々の体調や感情等を手帳に記録し、その手帳を受診時に活用することで、①患者が自己を振り返るモノローグ、②患者と医療者がともに振り返るダイアローグが促進され、モニタリングとその支援が変化するさまを明らかにする。本研究によって手帳を糖尿病医療現場で活用する効果を確立できれば「個別化医療」推進への寄与が期待される。

研究実績の概要

初年度にあたる令和5年度の研究成果は以下の通りである。
①定例研究会の開催:4名の研究チームメンバーで年間8回の研究会を開催し、研究計画書の洗練、アクションリサーチに関する勉強会開催、先行研究の検討、調査方法の検討などをした。先行研究の検討では、研究代表者による本研究の前段階にあたる研究成果について、第17回日本慢性看護学会シンポジウムで発表した。
②研究倫理審査の申請と承認:9月に研究代表者の所属機関で研究倫理審査を申請し、11月に承認を得た。次いで、1月に研究協力施設の研究倫理審査に申請し、同月承認を得た。
③文献レビュー:糖尿病患者のセルフモニタリングに関する先行研究の文献レビューを行った。併せて、この分野で開発が目覚ましいモニタリングのデバイス・アプリを通覧した。先行研究の成果と新しいデバイスによるモニタリングの変容の可能性を照応させ、求められる研究課題を検討した。本成果を、第29回日本糖尿病教育・看護学会の示説発表に登録し、現在審査中である。
④調査開始:研究倫理審査承認を受け、2月より一つ目の研究協力施設で調査開始のための打ち合わせを重ね、医療チームメンバーを対象とした調査(グループインタビュー・手帳の見方ワークショップ)を開始した。同時に、研究分担者を通じて患者のリクルートを開始し、研究参加候補者に研究説明資料を配付し始めた。また、二つ目の研究協力施設の担当者に研究説明し、調査の可能性を検討し始めた。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

2: おおむね順調に進展している

理由

先行研究のレビュー、研究倫理審査、1施設目の調査開始に大きなトラブルがなく、概ね予定通りに研究を遂行することができている。

今後の研究の推進方策

今後の研究の推進方策は以下の通りである。
①アクションプランの検討と円滑なデータ収集:1施設目でのアクションによる研究フィールドの変化をメンバー間で吟味し、現場にふさわしいアクションを計画、実施する。研究代表者を中心にデータ収集を引き続き進めることと、7~8月をめどに2施設目の調査を開始する。
②データ整理:アクションリサーチで収集するデータ量が多いため、データ整理方法、メンバーとの安全な共有体制を整える。
③データ分析方法の検討:多様なデータが収集されるため、データ分析方法をメンバー間で検討する。令和6年度1月以降、データ分析を開始していく。
④パーソナルヘルスレコード(患者が作成する健康データ)に関するレビューの論文執筆:第29回日本糖尿病教育・看護学会で発表した示説を論文化する。
④定例研究会の継続:アクションリサーチ、データ分析等について引き続き、メンバー間で勉強、検討していく。

報告書

(1件)
  • 2023 実施状況報告書
  • 研究成果

    (1件)

すべて 2023

すべて 学会発表 (1件) (うち招待講演 1件)

  • [学会発表] 現象学的研究によって目指す慢性看護のケアイノベーション 「ありのまま」の経験を知ることから暮らしになじむ道具開発へ2023

    • 著者名/発表者名
      細野知子
    • 学会等名
      第17回日本慢性看護学会シンポジウム3「未来の人のために-慢性看護のケアイノベーションを生み出す研究の可能性を求めて-」
    • 関連する報告書
      2023 実施状況報告書
    • 招待講演

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公開日: 2023-04-13   更新日: 2024-12-25  

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