研究課題/領域番号 |
23K10003
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分58060:臨床看護学関連
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研究機関 | 金沢大学 |
研究代表者 |
大桑 麻由美 金沢大学, 保健学系, 教授 (30303291)
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研究分担者 |
北川 麻衣 金沢大学, 保健学系, 助教 (00930124)
藤野 陽 金沢大学, 保健学系, 教授 (40361993)
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研究期間 (年度) |
2023-04-01 – 2027-03-31
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研究課題ステータス |
交付 (2023年度)
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配分額 *注記 |
4,680千円 (直接経費: 3,600千円、間接経費: 1,080千円)
2026年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2025年度: 520千円 (直接経費: 400千円、間接経費: 120千円)
2024年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2023年度: 1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
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キーワード | 包括的高度慢性下肢虚血 / 振動ケア / 糖尿病 / 透析 |
研究開始時の研究の概要 |
下肢の動脈硬化は進行性であり、包括的高度慢性下肢虚血(chronic limb threatening ischemia: CLTI)という状況に陥るとされている。本研究は先行研究での下肢血行動態維持の可能性が示唆された「振動ケア」を、より実践的に効果的に活用できるよう、ケアプログラムを策定する。 CLTIハイリスク患者である糖尿病患者、維持透析患者を対象とし、策定した振動ケアプログラムの効果を、①下肢機能評価を客観的指標により、②効果を実感するかを主観的指標により、定期的に、長期的に確認し、プログラムを決定する。
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研究実績の概要 |
下肢閉塞性動脈疾患(lower extremity artery disease: LEAD)は、動脈硬化を主体とする疾患であり、進行性の疾患である。症状は動脈閉塞状況・下肢虚血の程度に比例して重症となり、間歇性跛行による歩行・運動制限や、さらには虚血性による疼痛・安静時痛となり、ADLやQOLの低下がもたらされる包括的高度慢性下肢虚血(chronic limb threatening ischemia:CLTI)に至る。本研究の目的は、CLTIハイリスク患者である糖尿病および維持透析が必要なLEAD患者に対し、残存する下肢機能を維持するためのプランとして、振動ケアを中心としたプログラムを策定し、その有効性を確認することである。 対象者はCLTIハイリスク患者である合併症がある糖尿病患者や維持透析患者である。主介入は「振動マッサージ器」の使用するケアプログラムを作成し、下肢残存機能の維持に有効であるかを確認する。患者の残存下肢機能維持のため、長く「振動マッサージ器」を使用し続けるような、患者自身の意欲、介護者(家族)や医療者の定期的なかかわり、と対象者が「効果を実感できる」仕組みを包含する。 今年度は、研究計画を立案するため、測定方法の検証を健康人で行った。対象者の下肢機能評価を①末梢酸素供給能:経皮的酸素飽和度(tcPO2)、②筋組織硬度および浮腫像:ポータブルエコー、③膝窩動脈血流量:ポータブルエコー、主観的評価を質問票:VascuQoL-6を用いて行うため、複数の測定者を想定し、データ取得(撮像画像)の評定者間の一致度や撮像技術の向上が必要であった。また質問票は対象者に理解しづらい表現を含んでおり、質問の方法に工夫を要した。健康人によるパイロットテストでは、長期に実施することが可能かは検証できていない。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
3: やや遅れている
理由
対象者(健康人によるパイロットテスト)の下肢機能評価を①末梢酸素供給能:経皮的酸素飽和度(tcPO2)、②筋組織硬化度および浮腫像:エコー、③膝窩動脈血流量:エコーで行うことに、測定者間の一致度を確認し、信頼性と妥当性を検討した。 測定に要する時間の短縮化、撮像の技術の向上のための定期的トレーニングを行った。
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今後の研究の推進方策 |
実行可能な研究計画書を作成し、自施設及び調査施設の倫理審査委員会への申請を進める。調査協力施設のリクルートには困難な状況も予測されるが、丁寧に説明し協力依頼をし、データ収集を始める予定である。
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