研究課題/領域番号 |
23K10004
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分58060:臨床看護学関連
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研究機関 | 三重大学 |
研究代表者 |
片岡 三佳 三重大学, 医学系研究科, 教授 (30279997)
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研究分担者 |
田村 裕子 三重大学, 医学系研究科, 助教 (30746722)
桐山 啓一郎 名古屋市立大学, 看護学研究科, 准教授 (40790960)
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研究期間 (年度) |
2023-04-01 – 2028-03-31
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研究課題ステータス |
交付 (2023年度)
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配分額 *注記 |
4,810千円 (直接経費: 3,700千円、間接経費: 1,110千円)
2027年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2026年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2025年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2024年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2023年度: 260千円 (直接経費: 200千円、間接経費: 60千円)
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キーワード | 精神科訪問看護 / ICT / 精神障害者 / 訪問看護 / 自己治癒法 / ウエアラブルデバイス |
研究開始時の研究の概要 |
本研究は、地域で生活をする精神障害者を対象に、薬物療法以外のその人自身の自己治癒法(Personal Medicine)を促進する介入として、精神障害者がウエアラブルデバイスを装着し、「睡眠」「活動」「ストレス」の各機能を活用して、新たな精神科訪問看護モデルを構築することを目的とする。 本研究では、精神科訪問看護におけるICT利活用状況を明確化し、地域で生活をする精神障害者のICTリテラシーを把握する。そのうえで看護師がウエアラブルデバイス装着により操作方法、利活用でのメリット・デメリットを熟知し、精神科訪問看護プログラムを検討・試行・改良していくことで、精神障害者の自己治癒法の促進を目指す。
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研究実績の概要 |
本研究の目的は、地域で生活をする精神障害者自身の薬物療法以外の自己治癒法(Personal Medicine)の促進に向けて、ウエアラブルデバイスの「睡眠」「活動」「ストレス」機能を中心に活用した新たな精神科訪問看護モデルの構築である。具体的には、①精神科訪問看護におけるICT利活用状況の明確化、②地域で生活をする精神障害者のICTリテラシーの把握、③看護師のウエアラブルデバイス装着による精神科訪問看護プログラムの検討、④ウエアラブルデバイスを活用した精神科訪問看護の試行と評価・改良である。 2023年度は、精神科訪問看護におけるICT利活用状況の明確化である。2023年に発表したA県下の精神科訪問看護を標榜している事業所の管理者(看護師)を対象に、Google Forms による無記名の質問紙調査を行った。その結果、ICTを活用していると回答した者は76.2%で、その内容は訪問看護記録、スタッフとの連絡が最も多かった。 現在利用しているICTサービスのメリットがあると回答した者は93.3%で、業務の効率化、スタッフ間のコミュニケーションの円滑化であった。 精神科訪問看護においてICTの活用が広がりつつあることが示唆されたことより、対象エリアの拡大に向けて、準備を進めている。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
3: やや遅れている
理由
A県下の精神科訪問看護を標榜している事業所の管理者(看護師)を対象にした調査結果を発展させて、対象エリアの特徴を反映した調査内容に時間を要している。
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今後の研究の推進方策 |
ICT活用は地域特性もあると推察されることから、2023年に実施・発表したA県下での結果をもとに、さらに調査内容および施設を再検討し、対象エリアを拡大した調査を遂行する。 それとともに、地域で生活をする精神障害者自身のICTリテラシーの把握に向けた調査を行うために、対象者の再考、調査内容の精選、準備を行い、実施する。
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