ケアリングは看護実践の核であり、質の高い看護の中に見出されている。そのため、21世紀のがん看護に携わる者の責務として、質の高い看護を提供するためにケアリング能力を高めることが提唱されている。しかし、がん看護の看護実践において何ががん看護に重要なケアリングであるのか、ケアリング能力を高めるにはどのような教育が必要であるのかは明らかにされていない。申請者はケアリングの探索的研究を行い、がん看護特有のケアリングを基盤とするケアリングの構造を明らかにした。本研究では、これまでの研究成果に基づいて、「がん看護のケアリング実践自己評価尺度を開発し、尺度の信頼性と妥当性を検証する」ことを目的とする。
|