研究課題/領域番号 |
23K10015
|
研究種目 |
基盤研究(C)
|
配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分58060:臨床看護学関連
|
研究機関 | 聖路加国際大学 |
研究代表者 |
小林 成光 聖路加国際大学, 大学院看護学研究科, 講師 (10751414)
|
研究分担者 |
林 直子 聖路加国際大学, 大学院看護学研究科, 教授 (30327978)
増島 麻里子 千葉大学, 大学院看護学研究院, 教授 (40323414)
角甲 純 三重大学, 医学系研究科, 教授 (90751438)
|
研究期間 (年度) |
2023-04-01 – 2027-03-31
|
研究課題ステータス |
交付 (2023年度)
|
配分額 *注記 |
4,680千円 (直接経費: 3,600千円、間接経費: 1,080千円)
2026年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2025年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2024年度: 520千円 (直接経費: 400千円、間接経費: 120千円)
2023年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
|
キーワード | がん患者 / 就労 / 看護支援 / がん / 看護 |
研究開始時の研究の概要 |
多くのがん患者は、がんの診断やその治療に伴い、長期間にわたる身体的、精神的な苦痛を抱えており、これらの苦痛は、就労継続を困難にさせている。就労継続に苦痛を抱えている患者を支援するためにも、就労を継続する通院治療中のがん患者に焦点を当て、看護支援を検討することは重要と考える。本研究では、通院治療中のがん患者を対象に、本看護支援プログラムを基盤とした学際的なチームによる介入効果を検証するため、ランダム化比較試験を実施する。本研究の結果は、就労支援や医療環境、社会環境への提言を含む看護支援の充実に繋がることが期待される。
|
研究実績の概要 |
本研究の最終目的は、自己効力感の理論に基づき開発した通院治療中のがん患者に対する就労継続への看護支援プログラムによる介入の有効性を検証することである。 研究1年目である2023年度は,年間計画の通り、介入研究を実施するための体制整備を目標に取り組んだ。具体的には、研究実施施設および介入実施者の調整、具体的な対象者の選定方法、介入プログラムの確認、統計コンサルテーション、研究実施に必要な備品等の手配、謝金の決定、データ収集シートの作成、情報共有方法の検討、研究計画書の作成などである。 また、介入研究の実施に向け、研究実施施設の看護師を対象に、看護支援プログラムによる介入方法を習得することを目的に勉強会を開催した。勉強会の内容は、「自己効力感を基盤とした支援」「がん患者に対するお金と仕事の相談の概要」の2つのテーマを取り扱い、それぞれ60~90分の講義を行い、その後ディスカッションの時間を60分設ける構成とした。勉強会には、3施設中2施設の看護師が参加した。参加できなかった1施設の看護師には、勉強家の動画を収録し、後日閲覧できるよう調整した。 また、研究計画について精錬を重ね、現在研究倫理審査委員会の審査を受けている段階である。今後は、研究計画が確定次第UMINへ研究登録を行い、研究計画の実施に向け取り組んでいく予定である。なお、本年度の体制整備に向けた活動として、計10回の会議を開催した。
|
現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
3: やや遅れている
理由
研究体制の整備にやや時間がかかってしまった。
|
今後の研究の推進方策 |
倫理審査委員会より承認が得られたのち、研究計画に基づき介入を実施していく。
|